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2021年4月29日(木)
コロナ対策の問題点

●競馬Pからの転送
※2月12日記入⇒暫くこのまま掲載しておきます。
日本のコロナ対応

日本という国は、バブル景気が崩壊してから何も成長しておらず、経済力、技術力、民度、幸福認識度、文化度・・・他、所謂、国力は衰退の一途を辿っている。みんな薄々感じていたが、今回の「新型コロナW」というフィルターで、全て明るみになった。
日本って、ガタガタじゃん、ボロボロじゃん、
科学的な判断ができない国じゃん、どんな組織も老害たちが牛耳っているぞ、官僚は馬鹿の集団かもしれない・・・と。バブル期に見下していた韓国、台湾、ベトナム他の東南アジア諸国の多くは日本を抜き去っている。国力的には見劣っていても、成長性では完全に日本を上回っている国が多い。コロナの対応力=国の発展性とは言わないが、少なくとも科学的な根拠に基づいた政治判断と国民への指導力が、検査体制、感染者数、重症者数、死者数に如実に表れている。日本は東アジアでは下から数えたほうが早い。つまり、国民を救う国力は劣っていると判断できる。

それにしても「老害たち」の醜態は、国の恥だ。森は総理時代に「日本は神の国」と馬鹿な発言をしたが(失言では無い)、今は「恥の国ニッポン」あるいは「老害の国ニッポン」である。ここ何代かアホ総理が続いているが、森は間違いなく1,2を争う酷い人物。最後の最後まで醜態を晒した歴史に残る元総理だった。麻生老害はヤクザ。恫喝と押しの強さと血統でのさばっている。総理時代は全くの無能で、政権交代させられた張本人だったのに。なぜ威張り腐っている? 極めつけは二階(⇒以下2F)。知らぬ間に大派閥の長になり、菅を総理にした(らしい)ことでキングメーカーの座を勝ち取った。大手旅行代理店が後援なので、自分の利権丸出しの「GO TOトラベル」。そのキャンペーンそのものはいいのだが、中止する時期を見誤ったことによる感染爆発の要因を作った。今後、再開時期を間違えば、第4波を引き起こし、死者が増加する。殺人と一緒だ。菅は2Fに何も言えない。今後も正しい政治判断が出来ず、日本は一層ド壺に嵌ることだろう。ま、老害たちは今回の森のように、放っておいても自分から馬脚を現す&墓穴を掘ってくれる。森の辞任は、遂に日本も民衆の声からうねりが起きた。スポンサー企業も追随した。SNSのお蔭で、世界の声も潮流を起こすパワーがある。今年の総選挙で、何かが起きる予感。
 2Fの件で、もう一言。会見で後ろに4人の議員が支えているが、あれは何?介護者が倒れた時用にスタンバイしているのか? 要介護の後期高齢者が日本政治のキングメーカーって、おかしいだろう? ヨボヨボで、まもとに喋れないし・・・。今すぐ退席してもらい、デイケアサービスに通ってほしい。

厚労省は解体すべきでは?
 人材を総とっかえするか、厚生省と労働省に戻すとか・・・。そんなことをしても何も変わらないか。しかし、日本の官僚、省庁、官庁は酷い酷いと聞いてはいたが、今回のコロナ対策でこれほど無能でダメ集団、クズ組織とは、想像以上だ。消費税を上げ続けることしか考えていない財務省、森友問題も財務省、財務局。加計学園問題は文科省。どいつもこいつも証拠隠滅、文書改ざん、偽証と、ロクでもない政治家の片棒を担いで、人材は疲弊し組織力は低下の一途。日本がダメになっている原因のかなりは、省庁・官庁・官僚たちのレベル低下である。
 鳩山一郎が孫の由紀夫に言い聞かせたそうだ。
「政治家はバカが成るもの。頭のいい人間は官僚になる。国を実質動かすのは官僚であり官庁、省庁だ」と。
確かに孫は馬鹿だったし、今は官僚も馬鹿集団だ。
 現政治家たちは、多くが3代目。世襲で何も苦労していない甘ちゃんが殆ど。東大を出たのもいるが、バカが多い。他はキャスター上りや刺客の落下傘部隊。弁護士も多い。ただ、奴らは法律を勉強しただけ。法律というのは、決まった枠の中で過去の判例、事例を分類・分析するのが仕事。思考回路もその枠から脱却できないから、小者ばかりだ。
 学校の教師も医者も、社会経験なく専門職に就く。所謂「先生」と呼ばれる人たちは、お勉強は出来るかもしれないが、社会性が低く馬鹿な人物も多い(政治家も先生)。極めつけは
官僚だ。キャリア組って奴ら。高学歴で難解な試験を合格しなければ成れない。学力の高い秀才だ。TVのクイズ番組に出ても回答率は高いだろう。だが、最も社会性の低い人間たちの集まりではなかろうか。お勉強はできても、社会的には馬鹿な人間が多いと、小生は見ている。

この1年の厚労省、コロナに対して何をして、どんな成果があったのか?
 ⇒結論から言おう、成果ゼロ。問題ばかりで、死ななくていい患者を数多く見殺しにして、全く反省の色も見せない犯罪集団である。近い将来、遺族から集団訴訟があった場合、当時の加藤大臣はじめ厚労省の事務次官以下の幹部は、A級犯罪者である。
組織は硬直化し(保健所含む)、柔軟性や機動力が皆無で、IT技術にも精通しておらず活用できず、なによりも科学的&疫学的な分析と判断もゼロに等しく見える。先進的な韓国や台湾や豪州・新国の事例を研究・参考にせず、カチコチの固く社会性の無い頭で間違った判断ばかりしてきた大罪。もちろん政府・政治家を馬鹿にして、言い包めて政権を言い成りにしてきた罪も。
<厚労省の9つの罪>
1.クルーズ船
での封じ込め対応
・これは初めてのケースで仕方のない所も多かったが、「感染症の導線」を正しく行っていなかったり、全員のPCR検査に1週間以上要し、感染拡大を招いた。感染者を大幅に減少させられたはず=死者の減少。その経験を1年間生かしていない
2.体温37.5度、4日間待ての基準
・結果的にPCR検査を抑制したいための基準としか思えない。数カ月後に加藤が「国民の皆さんに勘違いさせてしまい・・」云々。勘違いじゃあないだろう、お前らの所為で待たされて重症化し、亡くなった人多数。殺人である
3.PCR検査の抑制
・未だに「偽陽性」とかを理由にむやみな検査を否定する医師も多い。科学的な根拠に基づき、「無症状の人が感染させており、感染力が強い」との発見⇒に従って米国も欧州も韓国も、みんな全員検査を目指している。日本の検査率は世界の100位以下でアフリカ諸国並み
・検査を多くするほど感染者増⇒隔離や入院施設が必要となりひっ迫する。だからこそ、厚労省が病院や自治体や施設確保に動かねばならぬのだ。なんにもしていないようにしか見えない。縦割りだから出来ない×⇒パンデミックだから過去の慣例を打ち破らねば、国民の命を救えない
4.専門家委員会のレベル
・人選や権限枠組みは厚労省ではないかもしれないが、逆にこれぞ厚労省の専門分野で責任管轄だ。流され易く強い信念がない人ばかりで、専門性も疑いたくなるような人選もある。結果的に分析と警告が的中したのは「80%おじさん」のみ。
5.真の感染疫学プロを使えない
・東大の児玉名誉教授が国会で熱弁して警告しても無視。協力依頼はしない。歴代のノーベル賞受賞者がグループで提言しても無視。組織として屑なのは、人を使えないこと、巻き込めないこと、頭を下げて依頼できないこと、多様な意見を収集・吸収できないこと。じゃあ省庁の中に感染疫学の専門家やプロがいるのか?と聞きたい
6.保健所ルートが最も罪大きい
・これまで保健所は飲食業に指導したり、食中毒があったら立ち入ったり、お役所のお上仕事しかしてこなかった。一転して、コロナの情報集中と患者の隔離・入院など全部担う形になったら、ひっ迫してパンクしていると。何をほざいている?今こそ仕事をしろと言いたい。だが、FAXだとか、電話しかないとか回線が少ないとか、人材がいないとか、何を昭和時代の話をしている?
・厚労省の馬鹿さ加減を最も表した現象。保健所に一極集中させることか?病院とのリンクを上手にすべき。電話応対はオペセンターを使う発想はないのか?仕事ベースでは無く顧客ベース⇒つまりは国民のためにコロナ患者の立場で組織とオペレーションシステムを作り上げろ! 小生でも、効率的な体制と組織を作れる気がする。要するに民間で仕事した人間なら、業務改善・業務改革できる業務内容
7.医療崩壊を起こさない危機管理コントロール・統制機能
・国の資源⇒自衛隊病院と施設の有効活用、年金関係の宿泊施設から活用
・病院の全体把握とコロナ専門化などの権限は困難かもしれない。ただ、ひっ迫したらどうなる?海外のようにプレハブ施設や競技場の活用などは国が主導する範疇。その危機管理と設備対策は、まさに厚労省の役割だ!
・いままで感染しないように努力した優良市民が、今感染したら入院もできず特効薬も処方されず、自宅で死を待つのか?現状のひっ迫は、無能な厚労省の殺人未遂
8.海外の成功事例を無視
・お前ら、プライドが高すぎて、それでいてロクな応用力も無く、過去の判例と決められたことを遂行するだけの事務員レベル
・謙虚に謙虚に頭を垂れて、先進的外国の成功事例を取り入れない限り、お前らのレベルでは日本は終息しない
9.日本版CDCをせめて半年前に起ち上げれば・・・
・世界中から失笑されている日本政府のコロナ対策。要するに何もしていない、検査もせず自粛のお願いをするだけ。広島県が画期的な対策⇒「全員検査」を打ちだしたら、厚労省が政府を使って潰させたらしい。小規模の検査に
・氷のような悪魔のような厚労省の事務次官以下幹部が表に出て、現状と対策を説明しやがれ。それが嫌なら、米国や韓国や独国のように「日本CDC」組織を作れ! まだまだ長い戦いになる、次の新型ウィルスが発生する可能性もある。CDCを作って専門家集団として科学的な分析と対策で、トップに絶大な権限を与えよ! それができなければ日本は滅びるぞ。

2021年2月16日(火)
みゆきとユーミンとけいすけ
 

昔は「ニューミュージック」というカテゴリーに括られた歌手だったが、今はみんな大御所になってしまった。中島みゆき、松任谷由実、桑田佳佑の3人は、小生と同世代。みゆきが少し年上で、ユーミンが同い年で、桑田が1歳下。彼らがデビューしてから数年間は、みんな嫌いだった。吉田拓郎、かぐや姫、小椋佳、井上揚水、アリス、少し左がかって岡林信康・・・等、上の世代の歌ばかり聴いていた。というより、彼らの作品によって自分の音楽に対する価値観が形成されていたと言っても過言ではない。
 ユーミンは彗星のように登場したが、3人の中では最も苦手だった。あの鼻に掛かった歌声が嫌いで、イヤな女に限って真似して鼻声で唄っていた。中島みゆきは、音楽コンクール荒らしで有名だったらしく、出場者は彼女の名前を見たら、優勝を諦めて準優勝を狙ったとのエピソードがあったほど。確かに「時代」を聴いた時には「凄い楽曲」「上手な歌手」と感じたほど。その後「悪女」や「わかれうた」等のヒット曲を聴くと、わざと下手に唄っているのかな、と思った記憶も。やはり、当時のファンは女性中心で、自分にとって特に気に留める歌手では無かった。数年後に桑田圭佑=サザンオールスターズがデビュー。なんだ、こいつら、まともな日本語の発音で唄えよ!・・・・というのが正直な感想。「勝手にシンドバット」なんて、ふざけたタイトルで、いけ好かない奴らでしかなかった。

時が経ち、三者三様にヒット曲を出し続け、不動の地位を築いていった。今から20〜30年前の1990年代〜2000年あたりがピークだったろうか。その頃から小生も三者を意識し始め、CDを買って車の運転中に聴き、カラオケスナックで唄うようになった。ユーミンに対する抵抗感は無くなり、主に荒井由美時代の曲に良さを感じるようになっていた。中島みゆきは、ラジオのパーソナリティを続けており、直接聴いたことは一度も無かったが、何かの拍子で喋りの一部が紹介されたことがあり、その甲高い&奇異な喋りに驚き、気持ち悪ささえ感じた。ただ、楽曲は独自のみゆきワールドを連発し、NHKのプロジェクトI挿入歌=地上の星、ヘッドライト・テールライト、「家なき子」の挿入歌⇒「空と君の間に」、「旅人の歌」「ファイト」がみんな強烈で、気味の悪い喋りは無視して、力強い楽曲に惹かれて行った。
 サザンの桑田も正に独自ワールドで、「いとしのエリー」「YAYA,あのころの・・」「真夏の果実」と、ジックリ聞かせる曲は気に入って聴いたり、唄ったりした時期があった。但し、コンサートの風景を見ると、嫌悪感しか覚えなかった。あれがいいというファンも多いようだが、おちゃらけて体をくねくねしている様子は、全く受け付けなかった。

そして現在の三者に対する価値観はどう変化したか?
⇒今は、中島みゆきだけ聴いたり唄ったり、になった。

 まず
桑田・・・・、結局メロディーだけの楽曲。歌詞に何も意味や価値を感じることが無く、未だにメロディーしか残っていない。歌詞で残っているのは「サビ」の部分だけ。最近の言葉で言う、刺さってはいなかった。且つ、音域の幅があり過ぎて、桑田と同じキーで唄うことは不可能。キーの上げ下げをしても、上下どちらかに歪が出てしまい、唄っていて楽しくない。もう一つ彼に対して軽蔑する事件があった。数年前の紅白で安倍政権を揶揄するような替え歌をしたとかしないとか・・・。実際見ていないので正確には知らないが、それはどうでもいいこと。問題は、そのことをSNSで批判され炎上したようだ。自分の意思で政治批判の言動をしたのだから、ロッカーなら堂々とすればいいし、なんの釈明もしなくていいと思った。ところが間髪入れず、謝罪した(文書で)のだ。なんじゃ、情けない。生放送で編集できないからこそやったのだろう? 世間のガキどもに批判されて謝るなんて、骨抜きのゆるふん。その事件を機に、存在を無視している。

 次に
ユーミン、昔から、あの顔も声も嫌いな部類だったが、ここ何年かは唄うこともあった。ジブリ映画で使われていたり、やはり昔の二十歳前後の作品は未だに古びれず、Jポップの名曲として再評価され、いい曲が多いな、と思うようになっていた。中央道を走りながら「中央フリーウェイ」を聴くと、歌詞の通りに右側に競馬場が見え(今は塀がくて見え難いが)、左にはビール工場が見える。これを「飛行場の滑走路」と表現するのは斬新だ。二十歳前後で作れる作品では無い。他の名曲も殆どが25歳までの創作で、ここ20年ぐらいは作っているのだろうが、知らない。ジブリ映画の「風立ちぬ」の挿入歌「ひこうき雲」は、なんと高校生の時に作ったらしい。病気で早世した同級生のことを歌詞にしたとのこと。このようなエピソードや逸話は、YTUBEのコメント欄に誰かが知ったかぶりで書いており、小生のリソースは皆それ。いや、いや、大した才能、天才だなと感じていた。
 だが、数ヵ月前にTV番組で彼女の発言を聞いて、「なんだ、この傲慢で嫌な女は?!」と嫌悪感。何だか好き嫌いの激しい人間だな、と思われるかもしれないが、要するにそこまで急転直下するほどの本性を現したということなのだ。

 八王子の呉服屋のお嬢で、十分過ぎるほどの音楽教育を受け、若い時からヒット曲を作り続け、早いうちに結婚して、パートナーが編曲・プロデュースをして自分を成長させ、自由が丘に大豪邸を持ち、各地に別荘を所有。まあ、金持ちなのは当然としても、全てが厭味なのだ。特に中島みゆきには強烈なライバル心があるようで、自分は結婚を手に入れて優位に立っている・・・的なニュアンスを醸し出していた。心の奥底で中島の才能に嫉妬しているのだろう。司会者から「中島さんとは仲いいのですか?」と聞かれたら、「友達ではないが、きっと“みゆき”は私の事を好きよ」と言い放った。えっ? それは貴方の思い込みであり願望だろう。傲慢で鼻持ちならぬ高齢女性だな、と直感した。

中島みゆきは、松任谷とは正反対の人生。貧乏な家庭に育ち、専門的な音楽教育は受けてないと聞いた。最初の頃の作曲はギターのみ。彼女の作ってきた曲とリンクするし、社会の底辺で苦しむ人間にとって心の拠り所になる楽曲が多い。長年衰え知らずでヒットを飛ばしてきた。怨歌(えんか)が多いのも特徴で、「ファイト!」はすざましい歌詞だ。他の歌手にも多くの歌謡曲を提供しているが、研なお子は自分から曲作りを依頼し、中島の曲によって不動の地位を築くことができたようなもの。NHK「プロジェクト]」の挿入歌が働く中高年の心を鷲掴みにしたり、今ロングラン・ヒットの「糸」は約20年前に友人の結婚式で披露するために書いた曲らしい。現在のカラオケ人気1〜2位を争い、結婚式でも友人や親族が唄う代表曲に。

 小生が存在を強く意識したのは「永遠の嘘をついてくれ」。吉田拓郎とかぐや姫の「
つま恋コンサート2006年」がTV放送され、全部録画した。その時の大物ゲストの一人として中島が登場し、この曲を唄ったのだ。その時は、かぐや姫と拓郎の復活コンサートだけを楽しみに観たので、中島みゆきの登場は衝撃的だった。自分は初めて聞く不思議な歌だったが、会場や演者は大盛り上がり。拓郎とみゆきはお互いに照れた表情で、あまり目を合わせずにセッション。後で色々なことが解ったが、この時の2人は何だか格好良かった。中島が退場するときに、コーラスGの女性とハイタッチしたのは、中島のやり切った気持ちの表れか?
 実は、中島は吉田拓郎に憧れてフォーク歌手になったそうだ。「ファイト」の歌詞が広島弁で書かれているのも、それが理由かも。極めつけは「永遠の嘘・・」は中島みゆきが作詞作曲して拓郎に贈った作品だ。拓郎も唄っているのだが、やっぱり中島みゆきが唄ったほうがシックリくる。だから、ファンも「つま恋」の映像をユーチューブにアップして、100万件以上の視聴数なのだが、知らぬ間に消されている。無断掲載で著作権違反なのだろうが、消しているのは映像の権利を持っているNHKとの話。完コピのモノマネ映像も消されていた。相変わらずNHKはセコイ組織だ。

 中島の曲で最近気に入っているは「ホームにて」。1977年リリースだから、初期の作品で、歌詞も古臭い。でもそれが、今の自分にとって郷愁を誘う。もう本人が唄う映像はユーチューブに無いが、小生は素人が唄うカバーは聴きたくないので、昔買ったアルバムCDに入っていたのでそれを聴く(昔は何も感じなかったのに)。やはり中島みゆきは歌詞が魅力だ。男女問わず、老若問わず(敢えて分けた)、心の琴線に触れるフレーズがある。いや、メロディーもいい。この「ホームにて」は、サビのメロディーに魅力を感じたのが最初だった。

 色々な意味で3人の中では中島みゆきが抜けていいが、音楽(や演劇)活動のみに専念し、政治的な発言や自画自賛の自慢話など、いらぬことを言わないのも根強い人気の秘密だろう。そして、私生活が謎なのも興味をそそる。


2019年10月8日(火)
国民は安倍に挑発されているぞ
        

安倍政権の改造内閣を見て、まるで「日本国民よ、無駄な抵抗は止めろ!」と安倍の高笑いが聞こえてくるようだった。どんなに批判されようが、保守派の支持層とネトウヨの存在で、40%の土台がある。野党どもが無能な烏合の衆だから、何をやっても勝てる。国民の半分が自分を嫌っていても、好き放題、やりたい放題なのだ。仕上げの「憲法改正」を、いつどのように国民投票まで持って行って過半数の賛成を得るか(その前の議会では2/3)、残されたミッションはそれだけになった・・・・と安倍のニヤケ顔が目に浮かぶ。
 内閣改造の顔触れ⇒リベラル派国民の最も嫌がるメンバーを揃えた。麻生、菅、安倍の「隠し砦の3悪人」はそのままで、加計学園の中心人物の入閣、自撮り写真外交の河野はスライドで防衛へ、傲慢女の極み高市、その他、バカ女今井、そして中身空っぽの小泉の初入閣。よくぞこれだけ反安倍が嫌う人物を揃えたものだ。『文句があるなら、安倍政権を倒してみろ』『このメンバーが私の腹心の部下であり友なのだ』と、いわば国民に対する安倍の挑発。「モリカケ疑惑」も「お友達内閣」も「極右内閣」も「トランプの愛犬」も・・・・何を言われようが知ったことではない。自分が正しいのだ、と。

まあ、しかし、日本人は我慢強いのか、馬鹿なのか? こんな無能な総理と政権に好き放題されて、国を滅茶苦茶にされ、よく黙っているものだ。なぜ国民は爆発しないのだろう。個人単位は従順で、大勢に流されて集団行動する。これはもう国民性というか、島国人間のDNAなのだろう。戦前と何も変わっちゃあいない。いや、戦国時代〜江戸時代の我慢を強いられた農民の姿は⇒今の国民と基本的に同じである。
 一握りの反対行動を起こす人間もいる。マスコミは報道しないが、色々な場所でデモは行われている。だけど、行儀よく影響力の極めて低い活動でしかない。あの香港のデモとは比べようもない。韓国の何十万人規模のデモは起きない。3悪人が恐怖を覚えるような国民の反発行動は、何一つ無かった。
 安倍や安倍政権が、過去数年間で何をしてきたか、列挙してみよう。(※安倍支持者の方は、以下を読み飛ばしてください。私見です)

1.アベノミクス=経済政策の成果は株価の上昇のみ。品質第一、物作り日本は坂道を転げ落ちるように弱体化。複数の家電メーカーが買収され、GDPは下がり続け、ずっと竹中平蔵が裏で足を引っ張ってる。
2.森友&加計問題は、結局うやむやに。ここら辺から安倍さん評が急落(小生も)。発作的に「私や私の妻が関わっていたら、私は総理大臣を辞めます」と公言。それが全ての始まりだった。
3.官庁の正義とモラルの崩壊。安倍発言の辻褄を合わせるために、次から次へと嘘をつき、嘘にならないように裏工作をした。支援者であった森友を切ったのは当然として、文書の改ざんや破棄、会話の証拠隠滅、遂には担当者の自殺。それでも、安倍は無関係を貫いた。
4.米国の大統領=トランプには徹頭徹尾、イエスマンを貫いた。世界中から失笑を買って、「トランプの愛犬シンゾウ」と揶揄されていても我関せず。狂った米大統領を手懐けるには、案外「あり」の戦略かもしれない。安倍にはプライドがあるのだろうか? 自分だったら、本気で死を考えるほど自尊心が傷つく。日本に利益をもたらす戦略・戦術ならいいが、武器商人から必要もない軍用機を買わされているだけ・・・(何千億円も)。
5.外交⇒といえば、安倍政権は何をやってきたのか? ロシアには北方領土4島を取り戻すために、確か30数回訪問&会見してきた。だが、逆に形勢は悪化の一途。2島返還さえも消滅したか。サミットなどの国際会議には皆勤賞で出席。その体力には感服する。だけど成果が見えない、外交能力が無いとしか思えない。外務大臣たちも無能。
6.北朝鮮対応も「
やるやる詐欺」。裏で派遣したり、道筋を作っているとも思えないし、とにかく「会談したい」一辺倒。何も行動しないし、出来ない。拉致被害者の親族たちは我慢の限界だろう。金正恩やプーチンに比べると、その善し悪しは別にして、彼らの老獪な外交力に安倍は足元にも及ばない。中国に対して豪快に外交した田中角栄の存在を改めて思い出す。田中の外交は杭が出過ぎて、米国の謀略で潰されたとの噂のあるが・・・。
7.韓国との緊張関係は、逆に高まった・・・というか、意図的に高めたきらいあり。確かに安倍の言う通り、「徴用工」「慰安婦」問題は、韓国の前政権で条約を締結済。賠償金は韓国政府が支払うと。その為の補償金は日本から韓国に支払済。政権が変わったら、突然約束を反故にされた。だから、それなら「徴用工」の判決が出た段階で、断固抗議すべき。もう1年以上前の話。裏ルートを使ったり、外務大臣からの交渉、そして正式な場でトップの意思を表明すべきだった。
8.安倍の政治戦略や政治家としての技能が見えない。北朝鮮の拉致問題はトランプに告げ口して「一言添えてください」と他力本願。韓国からはサミット日本会場の時に、会談の申し入れがあったにもかかわらず、無視して相手に恥を掻かせた。手を差しのべられても議論から逃げて、貿易面で報復手段に出た。喧嘩を知らない人間が喧嘩をしているに過ぎない。日本が正しいのなら、粘り強く証明するなり、公言してからではなかろうか。
9.安倍にリーダー適性があるのか? たまに国会答弁でムキになって回答することがあるが、概ね感情的に怒るシーンはない。ただ、色々なことが「下手」。喋るのが下手で滑舌が悪いから、民衆の心を動かすカリスマ性は無い。腹心の取り巻きはロクでもない。いい人材を集めて仕事を任せる能力も低い。番頭役の麻生は最悪だ。あんな威圧的な態度の元首相を何故使う、まともな記者会見をしない菅がなぜ永年官房長官をしている? お友達大臣たちは言うまでも無く。人を見る目、人を使う技量、人に負かせる度量・・・どれも無い。
10.要するに問題解決能力なんだ。様々な資質の中でも、一国のリーダーに最も必要な能力がこれだと考える。安倍って、何か一つでも問題解決したことがあっただろうか? 2回も総理をやって・・・。経済的には株価が上がった程度で外人投資家を儲けさせるだけ。「日本死ね」と言われても福祉政策に目立った進展は無く、消費税増税の目的は何処へやら。自分の公私混同問題は這う這うの体で逃げ、外交問題は解決の糸口どころか、自分が火に油を注いできた。マッチポンプ⇒問題を(火を)起こして自分で火を消す・・・・ならいいが、問題を大きくしているだけ。ただ、外交における緊張関係は、憲法改正に有利とほくそ笑んでいるフシも見受けられる。それが本心なら、実に恐ろしや。
11.危機管理能力も酷いもんだ。北のミサイルには大騒ぎで過剰反応するが、国内の災害には鈍感極まりない。昨年の西日本災害時は「自民亭」で宴会し、3日間の空白期間。先日の千葉台風も対策本部設立をせず、「内閣改造」を優先して一部で大批判。昔の小渕内閣時代に同様の災害があり、内閣改造を5日間遅らせてまで災害対策に当たった映像を見て、あ〜なるほど、人間性の有無、国民の生命優先とは、こういう判断と行動だよな、と。
12.日本国民側の責任も大きい。日本人の体質が、安倍内閣を作り出したとも言える。見て見ぬ振り、ことなかれ主義、個性よりも平均点・集団主義。結局は、教育によって形成&強化された国民性。軍隊教育をベースにした戦後の集団教育。個性や天才が突出しないような仕組みと平均点主義。10年前の民主党内閣があまりにもお粗末だったこともあるが、保守的に生きたほうがマイナスが少ないと多くの国民が大勢に流されている。香港のデモ、米国の反トランプ(銃規制)高校生デモ、国連の16歳少女演説(環境問題)――今、世界中で若者を中心とした現体制批判行動が巻き起こっている。日本の若者は?

野党があまりにも烏合の衆なので、安倍政権を打倒するのは不可能だろう。野党の最大勢力は「立憲民主党」。これは、小池の勇み足によって仕方なく誕生した政党。枝野党首は、ラジオ番組で久米宏から「思想は保守派ですよね」と聞かれ、「はい、保守です」と回答。えっ、と耳を疑った。以前、政権を担当したからだろうか? 普通は「リベラル派です」と答え、保守の自民党と戦う話をすべきなのに・・・。これだけ聞いても、旧民主党・民進党の党員たちが一枚岩では無く、思想がバラバラで烏合の衆だったかが解る。なんでもいいが、一時期の「二大政党制」的な組織編成をしないと、政権交代は不可能。

 もう、政権が自民党のままでもいい。だが、そろそろ安倍政権は終わらせるべき。
番頭の麻生と菅、この3人が諸悪の根源。人事権を持ったために、官僚が言い成りで、保身のために嘘をつき改ざんをする糞組織に成り下がった。新聞、TVの大手メディアは、安倍批判、政権批判、政策批判をしなくなった。今の日本って、民主主義国家? 政治家とメディアが戦ってバトルを行ってこそ、国民に真実が見え隠れするもの。新聞社やTV局に左右の特色があっていい。例えば、体制側のスタンスを貫くメディア、思いっ切り左側の会社、安倍だけを徹底的に叩くメディア・・・・のように、ハッキリ別れたほうがいい。中途半端に、全メディアが現体制への忖度・遠慮をするのでは、戦前と同じ道を辿る。

 直近で見ると、消費税10%への引き上げ、それに伴う複雑で面倒なポイント還元とか軽減税率とか、国民を混乱に陥れて煙に巻こうとしている。本質を見失わせて、増税の目的や使い方の説明がすっかり抜け落ちている。本来、マスコミの役割は⇒増税に対する批判的スタンス&福祉政策の追求、今後どのような福祉国家に改善するのか⇒その具体的な施策を追求すべき。借金返済には使わせないぞ、と。駆け込み購入や、ポイント還元のことを面白おかしく伝えてはいけないのだ。安倍がトランプの愛犬なら、マスコミは安倍政権の犬だ。
 正確な事は忘れたが、「真実を伝えるジャーナリズム」の世界ランキング・・・のような調査があったような。日本のランキングは民主主義国では最下位に近い順位だったと記憶する。日本が徐々に社会主義国家に戻っている(?)なか、新聞社&TV局も右に倣え状態。『戦前に戻っている』と言われているが。確かにその通りかもしれない。

さて、色々と安倍政権について述べてきたが、高度成長期とは正反対で、確実に坂道を転げるように「右肩下がり」であることは間違いなさそう。リベラル派を自負する小生にとって、色眼鏡なしに安倍政権は問題だらけ。安倍氏に対しても批判的なコメントしか出てこない。一体、日本は何処へ進めばいい?
 
 まずは今3期目の任期中に、
憲法改正の国民投票をやってもらえばいい。任期中に出来なければ、総裁は次の人物に。もし「4期延長」とか言い出したら、国民は大騒ぎして絶対に阻止しなければならない。そこが第一関門。憲法改正は、「集団的自衛権を行使できる」ようにしたいのだが、一文を加えて解釈可能な憲法にしたいと考えている。解釈で何でもできるようにしたら、それは憲法ではない。そこは国民投票までに精査すべき。これが第二関門。そして、国民投票は、投票率○%以上を条件に、やってみればいい。日本を泥船にするか否かは、国民の手で選択すればいい。仮に憲法改正が賛成となれば、国民が選んだことだから仕方がない。責任を取るのは自分たちなのだから。

 
30年後(2050年)の未来を描き、そのステップとして10年後(2030年)の日本をどんな社会にしたいのか・・・⇒今、プランニングできる官僚や政治家がいるだろうか? そういえば、小生が30歳代の頃(平成の始まり)、盛んにTV、新聞で人口動態について未来予想図が議論されていた。2000年には、65歳以上の高齢者が○%になり、20XX年に老人が50%以上に⇒超高齢化社会になる日本に、どんな問題が待ち受けており、どんな対策を講じるべきか・・・そんな議論があったことを思い出す。まさに「今」だ。
 年金制度が破綻するのはX年、医療費の自己負担は増加、高齢者の孤独死急増、少子化の歯止めがかからない、国民からは「日本死ね・・・」と言われ、年金以外に2000万円以上の貯えが必要と政府が暴言、国民の多くが貧困に苦しみ、将来不安を抱えているのに、政府は国民の痛みを無視して馬鹿にしている。安倍の関心は、1に憲法改正、2にトランプへの忠誠、3,4が無くて、5に軍事力強化。『福祉国家にする』なんて、誰かが言っていたようだが、夢の夢。日本国民には地獄しか待っていない。

このままでは、
「さよならニッポン」となる。

2019年9月20日(金)
老化=次々に病気が襲ってくる

自分が年取ったことを実感させられたのは、2年前から。急にやって来た。次々に病気が襲ってきたのだ。不調になって病院で診察、あるいはインターネットで症状を検索。原因の殆どが⇒「老化現象」「高齢者に多い」。見事に老人になったことを突き付けられる病気が、休みなく次々に。○○が終わったら、▲▲が痛む・・・・。この2年に発病したものを列挙すると――
@頭位めまい症
Aベッドから転落し。、肋骨にヒビ(めまい症が原因)
B帯状疱疹(肋骨の強烈な痛みで発症)
C痔の手術(7年前の農作業で発症⇒どんどん悪化)
D胃潰瘍(ピロリ菌の除菌投薬が主な原因)
E指のガングリオンを手術(摘出しか方法なし)
F眼の「飛蚊症」が悪化
            ↓
――こんな調子である。丁度2年半前に引っ越した時期から、途切れなく発病が続いているので、環境の変化も一因だろう。勿論、年齢が還暦を過ぎた後厄あたりから始まったので、純粋に年齢⇒老化が最大の要因だと思う。めまい⇒肋骨ヒビ⇒帯状疱疹は、連続技。「風が吹けば桶屋が・・・」式流れのように繋がっている。Cの痔の手術は大きな決心だった。若い頃から、辛いモノを食べると痛んでいたので、元来弱かったのだが、7年前に「引越+農作業」が原因で下血。病院で「即手術」を提案されたが、引越を理由に引き伸ばし。その後、「手術なら1週間入院」の診断で躊躇い、他病院で「塗薬で大丈夫」を頼りに誤魔化してきた。しかし、ゴルフ⇒下血、痛飲⇒下血、辛い食事⇒下血・・・・で、遂に決断。このままゴルフや飲酒他の好きなことを我慢して、ビクビクしながら老いていっても仕方ない。元気なうちに手術し、おどおど10年生きるより、楽しく生活して5年生きたほうがいいとの判断。術後の2週間は苦しかったが、3カ月後に全快した今は快適な状態。来年にはゴルフを復活させたい。

だけど、好事魔多し。快適でお酒も楽しんで・・・・と言いたいところだが、Dの胃潰瘍には閉口した。原因は「ピロリ菌の除菌投薬」。おいおい、待ってくれよ、との心境。元来、胃がんや胃潰瘍の原因であるピロリ菌を除去するのは、予防的治療。それが為に、まさかの胃潰瘍。ミイラ取りがミイラになったようなもの。医師の説明では、除菌薬の抗生物質がかなりの強力と。結果的に一発でピロリ菌を除菌できたのだが、逆に「アルカリ性」の菌がいなくなったために胃の中が酸性のみになり、自分の胃酸で胃壁を傷付けた可能性との説明。胃酸が強い自分には、ピロリがアルカリ性で中和していたのだ。小生に限っては、ピロリを飼っていたほうが良かったかも。潰瘍は投薬で沈静化して、やっとまともお酒を呑めるようになったが、深酒をしない精神と体質になったようで、体には良かった出来事かもしれない。

とにかく、病気が続くのは高齢化すれば誰にも起きる可能性あり。小生の場合は、有難迷惑ながら、一気に襲ってきている。自分が蒔いた種でもある。めまい症を患ったのに、飲酒を控えなかったからベットから転落して肋骨ヒビ。また、どうせなら一度にやってしまいたいとの安易な考えで、手術後の抗生物質とピロリ除菌の抗生物質投薬を、休みなく連続したことが、胃にダメージを与えたことは明白。正に自己責任である。

 つくづく感じるのは、病気を患いながら生き続けるることの厳しさ・大変さをを思い知らされたこと。その全てに「痛み」が伴う。痛い⇒辛い⇒生活の質ダウン⇒色々なことが面倒⇒・・・・・・徐々に生きることが辛く面倒になり、早くこの辛さから解放されたいと考えるようになる⇒死ぬことへの恐怖や不安が少なくなる。老いることは、こんな回路なのかな、と。


*「競馬コーナー」からの移動添付(9月初旬)
(※いつも競馬コーナーで書いたことは毎週消去するが、これはコピーして当「言いたい放題コーナー」に残しておきます。)

吉本興行の騒動について、少し触れておく。もう、尻すぼみで集結しそうな雰囲気。所詮「芸能の世界」「色物・水物の世界」の出来事だったのか・・・? 小生にとっては子供時代から慣れ親しんだ「吉本」。関西圏だったので、土曜日午後のTV「吉本新喜劇」は半ドンの学校帰りの楽しみだった。桂三枝の司会で、明石家さんまが弟子のような位置付けの「ヤング・オーオー」も、大いに印象に残っている。まさに、自分の笑いの原点は、吉本によって形成された。それだけに、どうでもいい事件なのだが、やっぱり気になる騒動だった。

 今回炙り出されたのは、経営や組織として巨大になったにもかかわらず、吉本自体は昔の「演芸場」のまんまだったこと。知らぬ間に大きくなり過ぎた・・・、それが全ての元凶だったようだ。売上は公表していないが、推定500〜600億円、利益は30〜40億円、社員650人、芸人6000人(未契約だが所属)。その日本一の芸能プロダクションの社長が、あのレベル。実権を握る大崎会長は、陰でこそこそインタビューに応えて、今後とも契約書は締結しないとか、関係芸人も自分たち経営陣も記者会見は開かないとか、うじうじした態度は岡本と五十歩百歩。所詮、従業員50人の中小企業の経営レベルだったのだ。トップが出てこない・・・・⇒おやっ、どこかと似ているぞ? そう、あの日大アメフト事件で、最後まで理事長が表に出て来ず、一言も喋っていない事件と同じだぞ。
 岡本社長の会見が批判を浴びて大炎上すると、掌返して「契約書を作る」とか「宮迫の契約解除を撤回する」とか、もう滅茶苦茶な展開。所属芸人たちも、
「松本動きます」⇒大した成果なし&会長だけは守るって、そんな馬鹿な
「宮迫はうちで預かっていい」とさんま⇒個人事務所が許されていたのか?
「会長と社長が退陣しない限り変わらない⇒吉本辞める」と加藤が啖呵切って男を上げたが、その後竜頭蛇尾・・・。辞めないなら幻滅だ
その他、引退したはずの島田伸助も出てきて、何でもありの状態。

 その後、原点回帰の発言が相次ぐ。出ずっぱりの落語家とか、コメンテーターになったと勘違いの水かけられ芸人が、鬼の首を獲ったように発言。
「そもそも、宮迫たちが反社会勢力の会合に行ったことと、宮迫が嘘をついたことが諸悪の根源だったはず」・・・・と。
ん? そんなことは世間の誰もが知っている、承知している。君らに改めて言われる筋合いはない。嘘をついたことが最悪って、じゃあ、あんたはこれまで嘘をついたことはないのか?と問いたい。嘘の上塗り発言で、「それはですね、・・・・ごじゃいます」と君臨し続けるアベは問題ないのか? 前述の2人はTVで原則論ばかり述べて、したり顔。それで金貰えるのだから、世話ない。確かに、原点はそれだが、そのお蔭でここまで酷い吉本の経営状態が暴かれたのだ。宮迫の嘘が無ければ、吉本経営の問題は表面化しなかった。我々世間は、「宮迫、ありがとう」と言っていいほど、真実提供の原因を作ってくれたとも言える。

だけど、宮迫って、思いのほか嫌われているんだね。ネットで炎上しているのは一部の人種(ネトウヨが中心)だから、話半分で聞いたほうがいいが、以前週刊誌でやっていた「好きな芸人・嫌いな芸人ランキング」で、嫌いの上位に顔を出していた。浮気のオフホワイト発言が問題・・・と。浮気や不倫をして正直に白状した人間は許されて、少しでも嘘をついた人間は排除される。以前のベッキーからその構図。いつから日本人は潔癖な正義感至上主義になったのか? 確か、芸人は芸の肥しでどんどん恋愛や浮気しろとの風潮だった思うけど。
 ただ、直近の宮迫にも問題あり。ボランティア活動するのはいいのだが、全てにおいて脇が甘いのだ。場所が茅ヶ崎、服がアロハシャツ、SNSで自分から発信、そして最大の問題があの写真のポーズ。自分のギャクポーズなのは解るが、第2弾のギャラ飲み疑惑のときの強面刺青男と一緒に撮ったポーズ。今はあれが強烈印象なのだ。頼まれて写真を撮る時は、暫くあのポーズを封印するとか、バランス感覚があれば判るはず。復帰に向けて本当の意味で宮迫をマネジメントする人が必要だ。

 吉本の膿――という面では、もう一つおぞましい実態が発覚。それは、影の実権者はダウンタウンの松本であることが、完全に明るみに出たこと。流石にこれには吐き気がした。あの「大崎会長は守る」との発言で、おぞましさの一旦を垣間見たのだが、驚いたのは経営陣の殆どが歴代ダウンタウンのマネージャーだったこと。会長はDTが東京進出時代のM、社長の岡本は次のM、副社長の藤原は最近までDTのMで年末特番の名物出演者、そして役員たちの多くが歴代DTのM経験者・・・・と。何じゃそれ、とツッコミを入れたい。そんな恣意的な人事と人材では、ロクな経営はできない。新進の社長があの岡本だから、ほかの経営陣も推して知るべし。その裏で糸を引いているのが松本って、気味が悪くて仕方がない。
 そういえば、若手芸人のお笑い養成合宿の誓約書が問題になった。一文に「仮に死んだとしても吉本は一切の責任を負わない」と。合宿内容も、バスで移動して、大喜利訓練があって、○○してはいけない・・・・どこかで見たような。そう、大晦日の笑ってはいけない番組に似ている。ピンと来た。松本以下、気心の知れた放送作家と近い後輩芸人数人が、酒を呑みながら話し合って決めたのではないか? 流石のダメな吉本も、社員レベルで「死んでも責任」云々は出てこない。芸人しか思いつかない言葉。松本が「ヒッヒヒひ」と、笑っている姿が目に浮かぶ。

 確かにDTは、この20年近く吉本を一線で支えてきたかもしれない。経営に絡むこともある程度考えられる。だが、ここまでDT&松本べったりなのは、前述の大企業レベルでは有り得ない。逆に、そうだから薄気味悪い状態になっているのかも。松本が目標にしているビートたけしに比べると、天才でもないし、映画も駄作ばかりで才能が無いし、全然面白くないし(ビートも全く面白くないが)、政治的な発言も勉強していない分薄っぺらいし、外見も爬虫類的。なぜ彼がネット族にカリスマ的に扱われているのか、小生にはそれが不思議で、謎。

2019年6月28日(金)
日本の現代美術って何?

現代アート」と聞いて、何を誰を思い浮かべる? 最近なら、問題のバンクシーだろうか? ストリートアートか何だか知らないが、ネズミが傘を差した落書きを馬鹿な緑狸の都知事が大事そうに展示していた。きっと偽物だろう。今世紀最高額の約100億円で取り引された「ラビット」=うさぎの彫刻。ステンレス素材の兎型バルーンって、もう冗談としか思えない代物&知らない作家。アートの響きで言うなら、米国のアンディ・ウォホールが、小生にとって辛うじて理解できる。有名なのはマリリン・モンローの写真を加工したしたもの。シルク・スクリーン制作(版画の近代版?)だから、数百枚同じものが出回っていると思うが、たぶん1枚が何億円もするのだろう。
 日本の現代アートでは、、草間彌生や村上隆が世界的に著名な画家。だけど、それ以外はよく解らないし、知らない。海外に出掛けて長年制作し、自ら掴んだ評価と作品価値。日本における現代美術の流派や潮流があるわけではなく、個人のスタイルや作品が「草間流」であり、現代アート画家の日本人代表という感じなのだろう。
 一昔前の日本アートの巨匠は、唯一無二の存在=岡本太郎だ。まさに
芸術が爆発する作品ばかり。小生は結構好きな画家で、自分には全く出来ない独創的な作風ばかりで、芸術家としてのリスペクト。あの大阪万博の「太陽の塔」は、内部の作品も含めて、今見ても古くなく、且つ斬新。その制作風景のドキュメンタリー番組を見たが、実は人間としても素晴らしい人物だったことが判明。役人や実行委員の凡人には岡本の芸術が解るはずも無く殆どの人間が反対だったが、実行委員長の星新一氏が唯一岡本氏の味方として支援し、岡本芸術が実現した、と。SF作家の星氏がいたから、あの太陽の塔が出来たと言っても過言ではない。
 太陽の塔の内部を、なぜ人類の歴史をらせん階段にしてそれぞれの作品群にするか、そのプレゼンを岡本氏があの調子で喋っていたのだが、確かに半分は理解不能。役人たちは100%理解できなかっただろうし、解ろうともしていない。だがその熱意は尋常ではなく、圧された星氏が通訳していた。渋谷駅には岡本氏の凄い作品が飾ってあるし、今思い出すと、富士急ハイランド入口の道路両側に巨大なアーチ型の目玉のモニュメントが昔あった。現代でも、誰も作れないだろう。

現代の日本美術界って、何を目指しているのだろう? さっぱり聞こえてこない。あるプロの画家に教えられ、「将来プロの画家を目指すなら、色々な公募展に作品を応募したらどうか」と勧められた。そこで小生は、3年前から色々な登竜門的公募展に絵画を応募し、力試し&賞を獲って個展を開く際の箔をつけたかった。だが何度応募しても「入選」止まり。○○賞はおろか、佳作・優秀賞は遠いものと実感。展示会を見に行くと、入選の自分と何かが違う。写実画なら、本当に写実技巧が凄い。アート系の作品なら、抽象的表現を慣れた感じで取り入れている。小生がデフォルメしようとしても、美術学校で訓練していないから、自然に出来ない。無理に変形したくても、その意味や目的は説明できない。一番びっくりしたのは、「全日本アートコンクール」に初めて応募した時は、展示会に行っても普通の写実画が多く、最優秀賞も超写実画が選ばれていた。小生は「入選」。3年後に2回目の応募をしたが、今度は「落選」の憂き目に遭った。そして後日送られてきた「優秀賞」の作品集を見て愕然。2年前の真面目な絵画と違って、如何にもアートっぽい作品ばかり。なるほど、優秀賞を獲るためには、美大生の卒業作品のような青々しいタッチと技巧が必要なのか(上手く表現できないが)…と。

 
二科展にも試しに応募してみた。だが、全く相手にされなかったようだ。作品を持込んだときの受付で、意地悪そうな高齢女性二人に「二科展の○○支部会に入っていますか?」と聞かれた。NOと答えたら、「まず支部に入ってからね」と見下して言われた。後で解ったのは、二科展の入選条件は2つ。
@著名画家の弟子か、支部に加入して作品を数回応募した経験
A芸能人や著名人
小生のようなまるで条件に入らないズブの素人にはノーチャンスということ。丁度出した年は、AKBの一員が2人入選していた。過去では、五月みどりや八代亜紀が入選者。ちょっと絵が上手ならOK.
 二科展の創始者が、展覧会を早く有名にするための戦略として、「芸能人の作品はどんどん入選させる」だったらしい。なんなんだ、そのポリシーの無さ。宣伝効果のみではないか!? もう一つ大きな団体では「日展」がある。日展の条件は⇒何はなくとも、画家の弟子か、関連団体に加入していること、と聞いた。もう、みんな「コネ」や「縁故」の世界。小生には無縁である。

二科展や日展の優秀賞や入選作品をネットで見ても、別にこれと言った感動は無い。「絵画部門」は大きな作品で100号の油絵が中心だが、実物で見たらきっと迫力があるのだろう。だが、殆どが中間色の暗〜いトーンで描かれ、とにかく気味が悪い。抽象画が半分混ざったような、解説が必要な絵も多い。こんな万人受けしない絵画を評価して、日本の画壇は何を目指しているのか、疑問を覚える。アートと言えばアートなのか、だけど、こんな不気味な100号絵画を飾る人がいるのか、飾る場所があるのか、二科展入選作だからといって何十万・何百万円で売れるのか?、、、、すべてが疑問。聞いたことがない。日本の絵画・アートは何処へ行くのか、その潮流さえも見えない。

 小生は、今年から公募展に出すのは一切辞めた。入選止まりだから・・・という理由もある。優秀賞が欲しいから、無意識のうちに前年度の受賞作を参考にデフォルメしたり、アートっぽく加工したり、意味不明な邪心が首を擡げる。自分に無いものを無理矢理作品に表現しようとしても、描けるはずがない。自分を見失う作業は中止し、遠回りでもいいから自分のスタイルを追求し、深めていく決心をした。

日本人にとって、日本画浮世絵を見た時の感動は、DNAに組み込まれたものかもしれない。浮世絵では、葛飾北斎歌川広重。TV番組も含めて何度も目にしている。この浮世絵は、約150年前の「パリ万博」日本館で出展。一大ブームが起き、特に印象派画家のモネ、マネ、ルノアール、ゴッホが構図や技法を参考にしたのは有名な話。実際、絵の中に「浮世絵」が飾ってあったり、日本の着物を着たフランス女性をモデルにしたり。最大のパクリ・・・ではなくインスパイアーは、当時の欧州の油絵に無かった「平面画法」。遠近感ではなく、平面的に人物や風景を捉える画法。印象派美術に多大な影響を与えたのは、紛れもなく北斎や広重であった。日本人は自分の文化を大事にしない国民性。その愚かさにやっと気付いて、ここ数年は浮世絵や日本画を見直し、重宝するようになり、各地の美術館で展覧会を開催。TV番組(特にBS)も、とにかく「北斎」が目立つ。そして埋もれていた日本画家=伊藤若冲に大スポットライト! 超絶技巧の色鮮やかな鶏や鳳凰の絵。生で見たかったが、2時間以上並んでも美術館に入場できないので諦めた。

 大正、昭和前半に活躍した版画家=川瀬巴水(はすい)は、日本よりも海外のほうが知名度や評価が高い。浮世絵の流れを汲んだ最後の版画家といっても過言ではない。小生は、10年前にたまたま百貨店の展覧会を発見し、観にった。経歴や価値を知らず、単に版画の美しさと構図の素晴らしさに魅せられて。色々なグッズがく、クリアーファイルだけ購入して帰った。今改めて評価が高まっているようだが、この人の絵は北斎とは違って、とにかく生真面目。だが、構図と絵の上手さは天下一品! そして極めつけは、寂しさと温かさの共存。得意の風景が⇒夕暮れ、月明かり、朝焼け、雨、雪・・・・と、日本人の琴線に触れるものばかり。画集を眺めると、まさに自分のDNAに組み込まれた感情がゾワゾワ騒ぐ感じ。雨と神社仏閣と着物の女性と番傘。人物は一人か二人、大きくないが存在感と色のコントラストに使われており、唯一無二の画家に思える。
 余談だが、カレンダーやポスターで見かける人気のイラストレーター、よく見ると森林や水波の描き方がソックリ。あっ、真似たな、と。

 自分の画風や方向性がそろそろ定まって来たように思う。馬鹿なデフォルメをしたり、公募展に迎合したようなアートっぽい絵を描くことは、小生の目指すものではない。持っているセンスや力量を知り、わくわく楽しみながら描けることが一番大事だと再認識。

日本人で真に才能のある画家・芸術家は何処へ行ってしまったのだろう? 私見だが、戦後の才能は漫画の世界に流れて行ったのではないか、との勝手な推論。そう、日本の現代美術史は、「漫画&アニメ」で独自の発展と芸術世界を作り上げたと考える。世界中での日本アニメの人気が証明している。我々の想像を遥かに超えて、漫画・アニメは世界に誇る文化になっている。手塚治虫から始まり、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、藤子不二雄A/B、ちばてつや、その他多くの巨匠が根幹を作り、60年余途切れることなく漫画家が育っていき、名作漫画が作られてきた。そして、漫画がアニメ化され、世界中で放送され、長編アニメでは何と言っても宮崎駿が巨匠になった。
 日本画では⇒横山大観、川合玉堂、狩野派の○○、東山魁夷、平山郁夫・・・クラスが、手塚治虫、石ノ森章太郎、藤子・・・・・・、宮崎駿と。昔は一枚ずつの絵が残っているが、現代は印刷物や映像が作品に。最近の漫画家は殆ど知らないが、例えばワンピースの尾田栄一郎は知っているし、スラムダンクとか、時代劇の「無頼」などは目にしている。みなさん、本当に絵が上手い。達者な筆遣いと抜群の絵の上手さは、葛飾北斎の右に出る者はいないと言われるが、いやいや、手塚治虫氏は北斎に匹敵するのではなかろうか? 漫画のカット割りや構図を映画的にした先駆者も手塚氏。確か「無頼」の漫画家が、主人公の武士を筆1本で障子大の紙に一気に描いた作品を見た。普通の日本画家よりも巧いと感じた。

 現代の日本美術=漫画、アニメの世界、これでいいと思う。

2019年5月28日(火)
TVに出ている嫌いな人たち

年齢を重ねると、嫌いなタレントが増える。小生が特別に捻くれているのかと思ったら、意外にそうでもなく、年を取るとそうなる…的な事を週刊誌に書いてあったので安心した。『タレント』は間違った日本英語。意味は「才能」で、その正反対の人材が如何に多くTVに出ていることか・・・。ただ、別の用語が無いので、通称になった「タレント」とい言葉を使う。
 日本のTV界で感じるのは、好感度の低いタレントが多くの番組に出ている不思議。好きな芸人、好きなジャニーズ、嫌いなアナウンサー、嫌いな俳優・・・色々なランキングが大流行で、一部の週刊誌がやっていることなのに、日本人全体のランキングのように一人歩き。それでも、好き嫌いは、確かに納得できる部分もある。好かれているタレントやアナウンサーが多く露出しているのは当然であるが、嫌われランキング上位者が大威張りで出ているのが、どうにも我慢ならないことがある。嫌なら見なければいいだけの話だが、好きな番組を見ていたらその嫌な人間が出てくる。一気に興醒めする。以下、嫌いないタレントを列挙すると――

坂上忍・・・誰もが認める断トツ嫌われ者。毒舌?⇒苦虫顔、二面性、なぜお前がそんなに偉そうに語る?
ヒロミ・・・折角居なくなったはずが、なぜ舞い戻ってきた?天然奥さんのお蔭?
とんねるず・・・冠番組が無くなり、TVに出なくなった⇒やっと消えてくれた
林先生・・・嫌い云々ではなく、毎日出過ぎ。説教臭い,予備校臭い,上から目線
小倉MC・・・朝のワイドショーにしがみ付いている姿が惨め。発言ウザイ
張本・・・もう言っていることが支離滅裂で矛盾だらけ。だが視聴率高い?
石原良純・・・父親以上に我儘で、存在がウザイ。神無月に替わってほしい
長嶋一茂・・・馬鹿丸出しの言いたい放題。だが、馬鹿を視聴者が求めている
高島ちさと・・・演奏だけしておけ! 汚いダミ声と性格。数秒で嫌悪感
デビ夫人・・・清水ミチコで替りが出来る。キワモノの権化
マツコ・・・「ほんまでっかTV」は○も、MC番組はスタッフを家来扱いがヘイト
ダウンタウン松本・・・こ汚い、面白くない、裸の王様、CM多い不思議?
中居・・・騙されて(?)解散した3人が可哀想。酷い滑舌と語彙が少ないのにMC多い不思議。日本人の馬鹿度が進む象徴。かと言って林先生ではない
(TVに出ていないが)
ホリエモン・・・存在の位置付けさえも不明。大金得ただけで、各種能力ゼロ
瀬戸内寂聴・・・波乱万丈の人生を売りにしているが、奔放さが2人の男を自殺に追い込んだのに、相手が悪いと平然顔。ある種の悪女に人生相談?
百田・・・放送作家⇒小説作家に。極右に突き進み、安倍親衛隊としてSNSで暴れまくり、安倍悪口には噛みつきまくる。反応が番犬スピッツの如し
高須・・・美容整形で暴利。自らTVCM出演だけでも滑稽なのに、ネトウヨのお世辞に乗せられ、SNSで踊るあほう
橋下・・・元祖嫌われ者。だがシンパも多い。政治に戻ることは2000%無いと公言しながら、相変わらず嘘つきで政治的発言ばかり。彼のツイートは、ディベートではなく喧嘩、しかもヤクザ的。維新も似たような輩ばかり。ヘイト!

 まあ、今思いつくだけでも、これだけ。他にも沢山いる。日時によっては、どのチャンネルに替えても見たくない奴ばかりのことも。だけど、よくTVを見ているね・・・と疑われそうだが、その嫌いなタレントは2〜3分見れば殆どの様子がわかる。従って、一瞬だけしか見ていない。その後、毎日のYAHOOニュースを読むので、必然的に何を喋っているか、どんな発言が炎上しているか、見出しや最初の数行を読めば解る。知らぬ間に嫌いなタレントの情報が入ってしまうのだ。松本人志などは、面白い大喜利番組のMCをやっているから(すべらない話、イッポン等)、録画しておいて松本が喋る所は早送りして、若手・中堅の回答だけ見るようにしている。他も番宣スポットだけで大体様子が解る。マツコも「ほんまでっか」以外は見ないが、ある日TV見ながらソファでうたた寝していたら、だみ声で煩い女性社員にガミガミ責められている夢を見て・・・、目が覚めたらTVでマツコがスタップを「お前らは・・・、だからダメなんだ」と叱っている深夜番組が流れていた。よけい嫌いになった。

あれ?、単に小生が嫌いなタレントの紹介オンパレードになってしまった。まあ、別に大した話ではないので、気楽に。それにしても、ヤフー・ニュースは恐ろしいもので、老若男女みんな読んでいる。スマホでパソコンで。政治、事件、事故、芸能、スポーツと。一般紙とスポーツ紙の縮刷版で、写真や映像が満載。そりゃあ、新聞を取らなくなる訳だ。天気予報もニーズに合わせて検索でき、実に重宝している。事件は、TVやラジオよりも早いかもしれない。いや、実はSNSで最も早いのは「ツイッター」。小生は一時期止めていたが、この事実を知ってしまうと再開せざるを得ず、発信よりも受信がメインとなった。昨年は結構発信していた。怒り・疑問を出すことによって脳内物質が出るようで、常習性が芽生えた。しかし体内アラーム発生。スマホであの「水中を浮いたような」画面スクロールをやっていると目がおかしくなり、「めまい症」が悪化して酷い症状が出たので、一切辞めてしまった。もっぱらPCでチェックすることに留めている。
 とにかくツイッターが最も速い(と思う)。「トレンド」で、著名人やタレントの名前が出ていると、何かあったな、と。読んでみると、亡くなっていたり、事件を起こしたり。その2〜3時間後にヤフーニュースに掲載され、その後TVやラジオで正式なニュースになる印象。新聞はその翌日だから、もうタイムリー性は消滅したようなものだ。

ツイッターは、子供じみた「バトル」の場でもある。とりわけ政治・・・というか、日本は、もっぱら安倍シンパVS反安倍の対決。ネトウヨ(ネット右翼)VSリベラル派もかなりの論争をして罵倒し合っている。因みに「パヨク」とは左翼と韓国好きが一緒になった呼び名のようだ。実際には、左か右かの二者択一ではないのに、ハッキリ区別したがる。まあ、お互いにストレス発散しているのだろうが、たまにフォロアーの多い有名人がバトルすると影響力が大きい。最近では映画のPR記事で、安倍さんを揶揄したとして、前述の「永遠のゼロ作家=百田」が発言した俳優を「三流役者」と罵倒したことで、SNS上で大騒ぎになったことがあった。それに対して、リベラル派を自認するラサール石井が「三流作家が役者の何を知っている?」と反撃。拡散されて、ヤフーニュースでも取り上げられバトルになった。因みに「拡散する」とはツイッターの機能で、今では情報が広がっていくことを一般用語として皆使っている。いずれにせよ、内容を見ると、なんとアホらしく餓鬼っぽいことかと呆れた。

 百田という作家は、極右思想で安倍首相のお友達で大シンパ。類は友を呼ぶのだろう。数年前も「南京虐殺は捏造で、実際は無かった」と言い張っていた。「永遠のゼロ」がベストセラーになり、大阪のローカルTV番組の一放送作家が作家先生に成り上がったとき。だけど、「永遠の」は反戦小説だったと思っていたが、どうやら根底に戦争賛美を隠した二重構造小説だったかもしれない。つい最近も「日本国紀」がウィキベディアのコピペだった疑惑が流れて、ある作家が「幻冬舎」に出版停止要請をしたら、社長がその人の実売部数を公表し、売れない本を出版してやったのに・・・・的なツイートをして大問題になった。社長は遂に謝罪とツイッター停止を発表。とにかく百田は、安倍の悪口を聞きつけると瞬間湯沸かし器の如き怒りツイートで個人攻撃をする。餓鬼の喧嘩とはこのこと。

 そんな馬鹿馬鹿しい言い争いは読まないようにしているが、そもそもツイッターの目的や役割は何だったか忘れた。言える事は「人間の本性が出る」ツールであること。そして、米国のトランプが最悪の餓鬼的活用者と言える。

TVのムダ金使いは昔から変わらない。1社から何億円もの大金を巻き上げ、価値の無い情報をだらだら流している。一つの番組に何億円のお金が動いているのだろうか? ロケをしたら、最低でも十人前後のスタッフがぞろぞろ付いていく。TVCMの制作に立ち会ったことが昔あったが(30年以上前)、たった1本のCMを作るのに、一体何十人のスタッフがいるのか、と驚いたことを記憶している。製作費に何百万、何千万、タレントに払うお金が数千万円。そしてCM提供料金が何千万〜何億円。それに群がるブラック広告代理店。
 一方で、タレントの出演料。長嶋一茂が野球を引退して、初めて「さんまのからくりTV」に出た時の回想録⇒「野球では苦労して2〜3千万がやっとだったのに、TVに出て楽しく話しただけで1億を超える出演料」「さんまさんには頭が上がらない」と。また、NHKからフリーになって民放で活躍の四角い顔のアナウンサー⇒「NHKでは年収1千万円だったのに、民放で楽しく帯番組やらせてもらって2億円を超える」とニコニコと談話。腹立たしい話だし、軽率な人間たち。それでTV局各社の大きな自社ビル。暴利とはこのこと。この理不尽な構造を、どう消化すればいいのか?

TV界のもっぱらの話題は⇒「フジTVの凋落」だろう。やること成すこと失敗ばかり。視聴率は地の底に堕ち、それを挽回するための方策が、これまた人事も番組作りも失敗し、悪循環の極み。どうしたんだろう、昔の華やかな時代は幻影だったのか? いや、偶然の産物でしかなく、まさにバブルだったのだろう。自由でいい加減な風土と、なんでもいいから面白ければいいとの時代ニーズが、たまたま合致しただけのこと。お台場に派手な自社ビルは残ったが、他は何も残らなかった。まぼろしの評価で、一時のお祭りだった。

 最近のフジの出来事で笑ったのは⇒
「ハズキルーペ」事件。鳥飛ぶを落とす勢いのハズキのCM提供を、な、な、なんとフジテレビ側が断ったとのニュース。大体、TV局側がCM提供を断るなんて、異例の事件。スポンサー様あってのTV局なのに・・・。しかも理由がふるっている。菊川玲が以前のCMで椅子に置いてあるルーペを踏んづけてしまい、「きゃっ!」と声をあげるシーン。あれがフジ側の気に入らない部分。どうやらあれが、
セクハラ、女性蔑視
に該当するとの見解。驚き、桃の木、山椒の木である。あのフジが言っている。どの口がぬかしている、、、だ!! 一昔前からセクハラぎりぎりのことをやってきたのはフジが断トツ多かったとの記憶。深夜番組でも酷いことばかりやっていたはず。セク・・・よりもパワハラはフジのお家芸。とりわけ「とんねるず」の番組が突出していた。芸人をイジメ、芸人に危険なロケを敢行させ、確か死亡事件はなかったまでも、骨折とか大怪我は何度もあったと思う。そんな酷いことを平気でやらせるTV局が、どうみてもユーモアの範疇にしか見えないことを「セクハラ」と騒ぎ立てる神経。というか、常識からかけ離れた世界で、世間知らずの馬鹿どもが、神経が何本もずれている頭で、クライアントに文句をつける。その提供番組が、前述の嫌われ者トップレベルの坂上MCの『バイキング』だったそうだ。もう、お笑い種、茶番としか思えない出来事。
 ハズキの名物社長は烈火の如き怒り、フジTVそのものからCMを全面撤収。もう二度とフジTVとは付き合わないと宣言! 当然だ。その怒りは、普通の日本人の感覚なら、誰もが納得。そして、フジの社員や経営陣に言いたい。まず自分の顔を鏡で見ろ!と。
 尚、ハズキのCMでは、敢えて舘ひろしに「キャッ」と言わせている。フジへの当てつけか、ユーモアか?

フジの凋落原因が、現会長の経営とその人事政策にあると噂されている。もう15年以上同じ人。堀江がフジサンケイGの筆頭株主の会社⇒ニッポン放送に対して敵対的買収を仕掛けたときに、敢然と立ち向かい、防御したときの人物。当時は社長だったが、今は会長として院政をひいて未だに権力を握っている。確かにホリエモンには嫌悪感を持っていた国民が多かったので(14年前)、フジテレビの社長はヒーロー的扱いを受けた。だが、どんな政治もどんな企業も、長期政権は衰退の基。トップが長いと駄目になっていき、腐っていくのだ。このフジも案の定、全てが凋落し、色々人事面の手を打ってきたようだが、体質も風土も人材も業務手法も何も変らないのだから、腐敗を止めることは不可能。それでいて、昔の華やかな時代を忘れられず、同じヒットを目指す愚行。所詮バブルだった例えば「月9」に拘ったり、リメイクばかりやったり・・・。まだあの経営者がトップにいることを2年近く前に知った時、「まだこの人だったのか」と思うと同時に、「なるほど、凋落するわけだ・・」と直感した。

 フジの会長って、
義理人情に厚いいい人かもしれない。だが経営者としてはそれが決定的な弱点で、何も英断できないことに繋がる。一部のタレントと友達のような関係。昔から自分に従ってついてきた現役員やベテラン社員への寵愛。知らぬ間に、回りはイエスマンばかり。政治の安倍、米国にもいるし、ここにも「裸の王様」を見つけた! という感じ。
 低視聴率が続くのに番組を打ち切れない。高齢化しているのにタレントの首を切れない、なぜ?⇒それは、お友達だから。甘いのだ、弱いのだ、経営者として失格なのだ。だけど会社が潰れない構造、赤字にならない構造、暴利が集まってしまうTV業界の腐った構造。例えば「とんねるず」は、会長とお友達、役員連中と昔からのお友達。超マンネリ化と低視聴率で、4〜5年前から打ち切るべき番組だったが、、ずるずる伸ばしてやっと1年前に無くなった。朝ワイドのMC=小倉氏は何年も前から何度も降板が囁かれたが、70歳越えで未だにMCに納まっている。会長の一声で居座っているのだろう。若い人材やタレントに刷新すれば、どれだけ挽回できることか・・・。
 ある作家が、フジTVの出演依頼で、非常に失礼な対応をされ、二度と関わりたくないとの宣言をしていた。小生も15年以上前に、フジサンケイGの競馬雑誌のエッセーに応募し、優秀賞には選出されなかったものの、「審査員特別賞」に選ばれた。その際、担当者から電話をいただき、非常に失礼極まりない内容と対応で、憤慨したことを思い出す。自分のエッセーを掲載してもらう立場としては、我慢するしかなかった。

 前述の嫌われ者=坂上。一時的に視聴率が良かった「バイキング」の坂上には頭が上がらないらしい(最近は低迷してるが)。フジも色々な番組に使っており、他局も含めて日本のTV局の感覚が理解できない。もちろん、誰にでも好かれるタイプを集めても面白い番組は作れない。所謂ヒール役も大事。嫌われランキングと好かれるランキング両方で上位のタレントは毒も才能もあって、必要不可欠の人材だと思う。だが、坂上とかヒロミのように「嫌われ上位」しか出てこない人材を、なぜあんなに重宝するのか、一般市民には理解に苦しむ。
 坂上に動物王国的な番組を任せている。昔の動物王ムツゴロウの次を狙っているのか? だが、内容・視聴率とも日テレの志村けん番組の脚元にも及ばない。フジ側は打ち切りたい旨を坂上に伝えたら、ぽっと出のタレントに烈火の如く怒られたと。契約内容と違っていたのか、馬鹿なTV局だ。半年の予定でも、あまりにも数字が(評判が)悪ければ、3カ月で打ち切るのは当たり前。それをタレント如きにお伺い立てて仕方なく続ける・・・・なんて超愚行。坂上如きの小者タレント一人を御せないフジテレビの弱さ&ポンコツ振り。坂上も、どこまで図に乗って勘違いしているのか? たけしやさんまレベルならいざ知らず。ハズキ事件ではないが、これまた立場が逆である。

 もう、フジテレビは、何から何まで、ボロボロ。大手企業の体を成していない。正しい判断ができる人材がいない。あるいは個人の判断ミスがあっても、企業というのは組織として適切な方向に導けるもの。チェックやサポート機能が働き、間違った判断が表面化しないようになっているのが、大人の組織。あのお台場の自社ビルが、なんだか子供の作ったプラモデルに見える。

2019年1月11日(金)
平成天皇の誕生日会見に思う

昨年の12月23日、天皇として最後の誕生日会見が行われた。小生は「天皇制」に対して何の感情も意見も持ち合わせないが、今回の平成天皇のお話には感銘を覚えた。現皇太子が50代後半、確かに次の元号を考えると短命になる。現天皇の年齢と公務の質量を考慮すると、丁度いい交代時期だろう。退位のご判断は適切だったと確信する。
 平成は特に自然災害が多発した。天皇と皇后が被災地を訪問して、被災者に対して膝をついて声をかけて労ったり、励ましたり・・・こんなシーンをどれだけ多くTVで観たことか。被災者、とりわけ高齢者は、みなさん涙を流している。我々一般国民も、その姿を見ながら貰い泣きする。そこには、誰も嘘が無い。心の底から労い、労われて感謝しているから、見ている側も一点の曇りも無い。昨年の夏の西日本集中豪雨で多くの被災者が出たが、当日は大宴会をしていた安倍が4〜5日経ってやっと被災者訪問して、一部から「安倍帰れ〜!」と罵声を浴びせられた姿とは月とスッポンだ。安倍は嘘にまみれている。義務で仕方なく行っているのが見え見えだ。心が空っぽのうえに演技まで下手。こんなリーダー不在の国家で、人間味や心の豊かさを全く感じない政府だけに、天皇と皇后の姿が対照的で、言動に一層心を打たれる。そう、お二人の姿が、現日本の唯一無二の「心」であり、背中で本来日本人のあるべき姿を示しているのかも。

会見の中で印象的なのは――
・第二次大戦前後と自分自身の役割
・沖縄の復帰と自身の11回の訪問の意味と思い
・サイパン、パラオ、フィリピン等の戦争被害国への訪問と思い
・雲仙普賢岳から阪神淡路地震、東日本大震災、他の災害、被災者への思い
・日本からの海外移住、逆に海外からの外国人労働者、お互いの協力
・そして皇后への思いと感謝

 沖縄や外国人労働者や移民問題・・・、なんだか安倍にワサビを効かせたメッセージが入っている側面も感じるが、やはり大きいのは「第二次世界大戦」の
戦争責任ではなかろうか。自身は戦時中疎開しており、終戦は小学校高学年で迎えられたはず。父親の天皇は軍の最高責任者だったわけだから、最上級の「A級戦犯」の立場。しかし米国側の配慮で、もしも天皇を処刑したら日本は精神的支柱を失い、復興できない国に堕ちてしまうと考慮して、責任を問わない判断をした。代わりに憲法を新しく作り、天皇は人間であり、象徴の立場に置いた。政治には一切関われない位置付けに。その一連の出来事を皇太子としてずっと見てきた。戦争責任を免れた昭和天皇に対して、自分が心底申し訳ない気持ちで、お詫び行脚をしてきたと。国民に対して最後まで一言も謝罪をしなかった(はず)昭和天皇に代わって、自分がそして皇后が謝罪をし続けた平成の30年。会見と同時に沖縄やアジア諸国への訪問映像を観ると、そのように感じざるを得なかった。そして、吟味された言葉の一つ一つが琴線に触れた。

たまたま年明けに、朝のワイドショーで「天皇家を振り返る」とのコーナーを見てしまった。昭和天皇が戦後30年だったか、誕生日だったか、とにかく1975年あたりで会見した映像紹介。その中で驚くべき発言が・・・・・

「広島の人には申し訳ないが、原爆投下は仕方のないことだった」と。

・・・・・ビックリした。音声も残っている。なんと恐ろしい。昭和天皇はなんにも解っていなかった。責任の微塵も感じていなかった。国民が自分の責任で何千万人も死んでいき、何十万人もの広島市民と長崎市民が原子爆弾の放射能と爆発と炎で亡くなっていったのに、、、、、「仕方がなかった」と思っていたとは。下に恐ろしい、そんな人間が国のトップで軍のトップだったとは、とTVを見た時は「ヘイト」を感じたが、ま、そんなことはないのだろう。その発言だけを切り取ると、そう感じた。
 ある程度の反面教師を思いながら、平成天皇が30年間の謝罪行脚をしてきた理由が一層理解できた。彼がまともな人で良かったと。「神の国」と馬鹿な軍部に操られ利用され、敗戦後30年経っても「広島の犠牲は仕方ない」と発言してしまう・・・・。平成天皇は、全て自分の代で自分の責任で償っていこうと決心されたのだろう。その覚悟を皇后と分かち合って。沖縄への11回もの訪問が物語っている。最初の頃は反対運動や罵声もあったらしい。火炎瓶を投げつけられ皇后が身を挺して防御したこと、天皇は微動だにせず公務を遂行したこと⇒これぞ「覚悟」というなのだろう。

 自然災害の被災者への慰問は、TVを見ている一般国民も安堵感と感謝の気持ちを覚える。物資や義援金も必要だが、精神的支えという面では、お二人の訪問が何よりだろう。画面を通してでも、その本気の真心が伝わる。政治家の義務感と死んだ目も一発で解る。

 平成天皇は、立派に役職を果たし、「天皇は人間であり国民の象徴である」との新たな定義を実践してみせた。しかも苦悩と反省と勉学によって、自分の力で成し遂げた。、歴史上の天皇の中でも、相当上位に評価できる役割を果たされたのではないかと想像している。あくまでも国民に果たす役割とか、国民の評価という意味で。

本来「天皇制」は、体制派・保守派の代表のような存在。だが、今の安倍内閣との関係で捉えると、天皇側が内閣の暴走や不出来振りを諌め、野党的な立場のように感じるときもある。今回の天皇会見に対して、ネトウヨの馬鹿が「反日的な発言」と書き込んでいるのが散見されたそうだ。実に馬鹿な奴、実に浅はかで心が灰色にくすんでいる奴。ま、どうでもいいが・・・。
 確かに、安倍も天皇も、それぞれ祖父と父が第二次世界大戦の「A級戦犯」の対象であった共通点。岸は取り調べで、ある高級官僚が救ったとの話。天皇は「責任は全て自分にある」と、自ら処刑してくれとマッカーサーに申し出たが、その覚悟と潔さに感嘆して戦犯扱いにしなかったとの話も聞く(前述の小生の印象とは違ってくる)。あるいは、米国側が混乱と国民のモラル低下を考慮して、天皇の責任を問わない判断をしたのは間違いない。
 それぞれの子孫は対照的な生き方。片や平和と謝罪と慰労だけに人生を捧げた人、こなた、遺言だったろう憲法改正だけを一族の使命として追求し、逆に再び戦争を起こしかねない言動と心ねの人。両者とも
国民を守ることが最大の役割だが、我々にとってのニーズは左側と右側の思考で違うのだろう。

ところでゴーン氏、いつまで勾留するつもりだろう? 確かに不正に大金を搾取したとすれば犯罪者として罰せられるべきだが、とにかく取り調べのやり方が世界中から批判を浴びている。TVはじめマスコミはあまり報じないが、日本の勾留方法が人権侵害になりかねず、例によって旧態依然とした「自白至上主義」が大前提にあるように思える。ゴーン側の逆襲が楽しみで(?)、これが小説ならハラハラわくわくの展開だ。
 「ほんまでっかTV」を見ていたら、ある専門家が自信満々に喋っていた。あの東京地検のやり方は、昔の「田中角栄ロッキード事件」と同じだと。バックに米国がいて、米国の指示で動いている。ゴーン氏は最近、「中国で車を生産する」とぶち上げたらしく、それが中国と貿易戦争になった米国の逆鱗に触れたと、堂々と言い切っていた。東京地検は、米国のために存在するのか、そこまで日本は米国の属国なのか、田中角栄はやはり噂どおり米国に潰されたのか・・・なんだか未だ敗戦国の日本を見てしまったようだ。(※TVの専門家の発言が事実なら)


2019年1月9日(水)
入れ知恵犯人は竹中平蔵?
         
最近、ツイッターを読んでいると、嫌な気分になることが多い。論客やジャーナリストが、いつも「安倍内閣」の批判ばかりツイートしており、なんだか「負け犬の遠吠え」にしか聞こえない。小生も反体制思考・リベラル派だから、もちろん安倍は大嫌い。麻生と菅の3人は、まるで「隠し砦の馬鹿3悪人」と呼びたい程の酷さ。自分も毎日ツイートしたいところだが、血圧が上がるので我慢している。森加計問題はじめ安倍内閣にあれほど疑惑や問題が多いにも関わらず、誰も何もできない始末。野党はバラバラで無能、マスコミはジャーナリズム精神を失って批判をしない、国民は変化を嫌がって現状維持志向、安倍三選という愚行に誰も反対できず、それが通ってしまう政治・・・・、まあ、ありとあらゆることが、無能な「三代目」の思う通りに進んでいる愚かな日本。SNSで批判するだけで、みんな行動に移さない。「日本の若者はデモをしない」と嘆く有識者こそ、無能な日本人の典型ではないか? 安倍内閣を倒す腹案と行動力で、自分が政治家になるとか、マスコミを利用して真実を訴えるとか、草の根的に国民を巻き込んでいくとか、知識と知恵がある人間なら、新しいやり方を提案・実行してほしい。単に批判をするだけでなく、自ら行動してほしい。

安倍って、一体誰に動かされているのだろうか? 誰の影響が一番強いのだろうか? 誰に操られているのだろうか? あるいは、自分の信念と哲学で動いているのか・・・・、謎だ? 一見すると、憲法改正だけに突き進むのは祖父の元首相の岸の遺言。これは間違いない。他の経済政策や外交などは自分の考えなのかブレーンの助言なのか、はたまた得意の「お友達」の入れ知恵か? ハッキリしているのは、原稿に無い質問とか、TVの党首討論の質疑応答でシドロモドロになって、信じられないポンコツ発言をしているのを見ると、本人に憲法以外の信念や見識は無いようだ。側近のド悪人面+ヤクザ発言の麻生かな、と思ったが新聞を読まずに漢字を知らない吉田茂の孫には無理だろう。

 そんな中、
竹中平蔵の影がチラチラ見え隠れ。「働き方改革」「カジノ法案」「外国人労働者・・・」と、次々にゴリ押し的に法案成立させているが、きっと経団連の言いないりか、妖怪ナベツネの入れ知恵かと想像していたが、ネットの記事やツイッターの呟きを読んでいると、どうやら全て竹中が安倍を動かしているらしい。諸悪の根源は、あの「とっちゃん坊や竹中」のようだ。こいつ、気が付いたら知らぬ間に「パソナ」の会長に納まっている。思えば小泉内閣に入閣してから、「改革」の謳い文句に踊らされて、日本経済や日本企業を外資に売り渡した張本人だ。格差社会を生み出し増大させた根源でもある。小泉時代は、「日本企業の悪しき年功序列と終身雇用を撤廃し、米国的な実力主義とドラスティックな報酬制度を導入すべき」と、アドバルーンをあげていた。確かにバブル崩壊後の打開策として、実力主義の人事制度や社内のスリム化など、日本式慣習を転換しなければならなかったもの事実。小生は、丁度サラリーマン時代に人事部で担当した時期で、外資系の人事制度を導入しようとして、結果、胸糞悪い外部コンサルタント(個人も企業も)の指導に従って上手くいかなかったことを思い出す。
 その竹中、現在は派遣会社の会長だから、ある意味一貫して同じことをやっているのは凄いが、格差社会を一層拡大させる業種であり、且つ人脈も含めて米国に日本を売り渡す犬であると想像する。

 ゾッとするのは、竹中が表舞台に出て、一度でも経済や日本企業が好転したことが無かったこと。外資系に日本企業が乗っ取られて、経済成長して何か新しい企業文化が生まれただろうか? ⇒答えはNO! だ。
竹中が大臣になって以降、この15年前後で、国内総生産=GDPは下がり続けている。竹中が日本経済をや生産性をガタガタにした張本人という有識者もいる。あながち嘘ではないだろう。数字が示している。あの「アベノミクス」も竹中の入れ知恵だろう。要するに株価である。株式が好調なことでアベノ・・成功と。だが、今の日本株式の投資家の70%は外国人投資家が占めているそうだ。外人に儲けさせて外人に株価の主導権を持たせているだけのこと。竹中平蔵、どこまで欧米に尻尾を振っているのか?⇒ネットで「竹中平蔵」と書くと、『
売国奴』と言う言葉が自動的に出てくる。
 因みに、改革が叫ばれても、あくまでも日本流・自分流を貫いてきた企業はどこか? ⇒唯一、トヨタ自動車である。 (※唯一は言い過ぎか?) 同業ライバルのニッサンや、家電メーカーや金融系がダメになって行くのを尻目に、日本的企業文化を貫いた企業だけが成長しているのは皮肉だ。

アベは、新年になっても相変わらず「ポンコツ発言」を繰り返している。いちいちTVを見なくとも(見たくない)、新聞記事を読まなくても(特に読売)、ツイッターやヤホーニュース(ナイツ風)で知ることが出来る。話題の「辺野古への土砂埋め立て事件」⇒『貴重なサンゴ礁や海洋生物は事前に移植して、自然破壊していません』と説明したらしい。誰も信じない。大嘘だと反安倍たちは炎上。国営放送だから仕方がないのだが、NHKがあまりにも安倍芸者のため、視聴者から失笑さえも漏れる始末。消費税に関するポイント還元とかも思い付きで、社会が大迷惑することが見え隠れするし、政府は本当にポンコツでグダグダだ。

 話変わるが、安倍と小生は同い年。厳密には小生が早生まれなので、生まれ年は1年遅いが、ま、学年は同じ。一方、パソコン⇒ウィンドウズ発明がビル・ゲイツで、⇒アップルやアイホン発明がジョブズ。彼らも同い年。色々な意味で、「黄金世代」である。本当の発明者はジョブズの幼なじみで常にハード面を担当したウィズニアック氏で、ジョブスは何も発明せず彼をこき使うだけ&マーケティング的な担当だったのは有名な話・・・・そんなことはどうでもいい。今や日本の大経営者と成り上がったのはソフトバンクの孫。彼も米国シリコンバレーに留学し、ゲイツと友人だった。アスキー創設者の西氏も同じ仲間。この二人は2,3歳年下だったと思う。いずれにせよ、我々世代が現代の情報化社会の礎を作ったことは感慨深い(小生は何の関係もないが)。
 孫は昔から嫌いである。なぜなら、今から約20年前に小生が脱サラして独立事業を模索していたときに、片っ端から大企業の経営者に手紙を出したことがあった。会ってくれた一人が商社系の社長で、その時に「若手で孫という面白い人物がいる。会ってみたらいい」と勧められた。存在は知っていたが、「光回線」の契約とか、当時は胡散臭い「ヤフー日本法人」を始めたばかりで、街頭の宣伝活動も含めて嫌なイメージばかり。なんでそんな奴に会わねばならんのだ、と一層の嫌悪感を覚えた。小生に会う度量があれば成功していたかもしれない。その後、飛ぶ鳥を落とす勢いで拡大したが、彼の手法は
買収一本。自分で商品を開発したり企画するのではなく、全て会社を買って大きくしたり、新たな分野に乗り込んでいったり。要するに「投資家」だ。その才能だけは認めざるを得ない。そんな孫の野望は⇒ズバリ「人工知能」!

今、人工知能は加速度的に進化している。実は、社会主義国の中国が国家として人工知能(以下AI)開発を急速に進めている。「ファーウェイ」はその代表的企業。米国が脅威に感じ、副社長を拘束したと言われている。AI化を進歩させるには、膨大な情報が基になる。その情報を管理し監視し、運用するには中国のような社会主義国家が最もやり易い。例えば「自動運転」は、正確な道路情報と衛星管理と運転者の管理。ある程度のルールに従って運転しないと、死亡事故が頻発する。管理統制した社会なら運用し易い。スムーズに運用できれば、後は勝手にAIが自分で学習して進化してくれるそうだ。
 民間企業で進歩的なのは米国4社。称して“
GAFA”と。Google,Amazon,FaceBook,Apple の頭文字。G⇒地図情報の全てを握っており、他社が使わざるを得ない。Ama⇒配送や商品管理のロボット化+顧客の膨大な情報、F⇒顧客情報とネットワーク、Ap⇒そのハード面、ツールそのもの・・・・、もうこれ以上は小生のレベルを超えているので、詳しくは解らない。各社の強みが活用&融合されれば、驚くほどの進化を遂げるのだろう。Amaは仕事がら必要に迫られた人工知能・ロボット化が進みそうだ。Faは個人情報の取り合いになるのか。Gが一番進んでいるようだ。実際、自動運転の車も作っている。小生でさえも実感するのは、特別なアプリやツールは持っていないが、スマホのG機能には驚かされる。声で質問したら、その音声認識機能はパーフェクト。ふと疑問がわいたら、期待以上の情報を教えてくれる。

 まさに、SF映画や小説の世界。誰かが予言していた。手塚治虫氏かジュール・ヴェルヌか? 『人間は想像できることは必ずく造ることができる』と。タイムマシンだけは実現度が低いようだが、これまで想像されたSF映画・小説の内容は全て実現するのか。人工知能は、ちょっと怖い。殆どがハッピーエンドでは無く、人工知能が暴走して、人類を破滅に導くストーリーが目立つ。「2001年宇宙の旅」や「ターミネーター」。後者は、人類の戦争や破滅を止めさせるために、敢えて核戦争を起こし、その後はAIが支配してロボットを操り、残された人類と戦うストーリー。他にもAIが人類を支配する映画は沢山あったはず。
 そんな馬鹿な・・・と思うかもしれないが、事実、例えば「チェス」や「囲碁」のAIは、自分たちAI同士で勝手に試合をして、人間が考えつかない一手を編み出していると。つまり自分たちで学習して一層知能を高めている。それも、数十分で何万回もシミュレーションをするのだ。こう考えると、やっぱり映画のように人類を支配しそうだ。

言いたい放題のテーマ
このページは、世の中の動きに対して好き勝手に述べますが、あくまでも私個人のストレス発散の場。少しぐらい判断や価値観が違っていると思いますが、気にせず論じていきます。大目に見てやってください。尚、新たに更新した項目にはマークが付いています(以前のものは)。見出しをクリックすれば、そこに飛びます。

   2021年2月16日に更新!!
実に久しぶりの記入更新です。この1年間は、コロナ禍のことや政治批判を、競馬予想欄に記入していました。今回は、政治以外の話です。

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 TVに出ている嫌いな人たち  日本の現代美術って何?
 平成天皇の誕生日会見に思う  入れ知恵犯人は竹中平蔵?

ビッグウェイの言いたい放題=好き勝手に論じます
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