●今年の予想は調子いいかもしれない。正月がらみのために殆ど情報がなく、短時間で感覚を頼りに予想せざるを得なかった金杯だが、京都は的中、中山は惜しいところで取り逃がした。京都は△サクラ⇒◎ウォーター⇒〇ロジの順番で、3連単のボックス馬券で押さえた。サクラは昨年から常に重い印を打ってきたが、今回は8歳の去勢明けで、流石に本命扱いには出来なかった。ただ、調教が抜群だったし、鞍上が相性抜群のキング騎手。軽くは扱えなかったので、◎〇の相手としてボックス馬券を買っておいたのが正解だった。キングは女性ながら実に追える騎手。短期免許の来日でいきなり結果を出した。無理に外に出さず、内で我慢して、馬群を縫って刺してきた手腕は凄い。今後、午前中の未勝利戦で騎乗すれば、常に注意が必要だ。
一方の中山金杯の女性騎手ドイルは思った通り「乗れていない」騎乗だった。ホウオウは59.5Kのトップハンデで不利な面が多かったものの、馬は逃げてこその性格。逃げられなったとしても単騎の番手で、馬群に入れてはいけないタイプなのに、ドイルは分かっていなかった。案の定、惨敗。それを見越してホウオウを軽視していたいし、実は1・2着の印は、当初〇⇒◎の予定だった。直感的にマイネルのハンデが軽かった(55K)ので本命にしようかなと思っていたら、調教後の馬体重発表が+20㎏で重め残り。普段はGⅠレースしか馬体重を事前発表しないのに、金杯だけ特別に公表。小生は見なければ良かった。それがために◎から△に格下げしたことで、大きな馬券を取り逃がした。当初の直感だけなら、中山も予想が当たっていた。
過去何十年もデータ分析をしたり、レース結果で毎週反省をしたり、そして1年単位で過去データとの照合と記憶の想起を繰り返してきた人間には、頭の中の「カンピューター」が自然と働いているのかもしれない。今年は、予想にあまり時間をかけず、閃きと感覚を重視した予想でいこうかな、と。
●まず、月曜日の重賞から。
<シンザン記念>
◎アルテヴェローチェ
〇タイセイカレント
▲メイショウツヨキ
★リラエンブレム
△ジーティーマン、マイネルチケット、レーヴブリリアント等
枠順も決まっておらず、中京競馬場への雪の影響がどの程度か分からないので、力を抜いた気楽な予想で。当日変更の可能性が十分にあるので。昔から、強い牝馬が勝つレースだが、その強そうな牝馬がみんな抽選除外されてしまった。そうなると、やはり朝日杯組が中心に。武豊で1番人気を裏切って5着に凡走したアルテは、川田に乗り替わった。陣営としても必勝態勢だろう。降板させられた武は矢作厩舎のタイセイに騎乗。実はこの2頭はサウジSで1・2着だった実力馬。武も意地で上位に持ってくるはず。人気2頭だが、外せない。穴は▲メイショウで、前走千四に距離を縮めて4着に敗れたが、中京でのマイル勝ちを見直すべきだろう。
●次に、関東のフェアリーS。こちらも明け3歳のレースで、未だよく分からない段階。ときたま二桁人気の大穴がくる年があり、一筋縄ではいかない。阪神JFを大惨敗した馬とか、距離が全然違う路線から来たとか、常識的に考えたら思いつかないタイプ。今年のメンバーでは臭い大穴は発見出来なかった。また、中山の千六は外枠不利とされているが、過去の成績を見ると、そうでもない。8枠、7枠の馬も平気で圏内に来ている。外枠だからと不当に人気が落ちる馬がいたら、紐に押さえておく必要があるかも。確かにコース形態上、外は不利なのだが、逃げ先行馬はスタート直後に前に取り付けば、内ピッタリを走れるので、実は殆ど不利を被らない。それらも考慮して。
時期も含めて「空き家レース」のように思えるが、意外に後のGⅠ馬やGⅠで上位に来る活躍馬を輩出している。3年前の2着馬スターズオンアースは2冠牝馬に出世。その時の1着ライラックは、エリザベス女王杯2着になった実力馬。素質馬が隠れているのだ。ただ、将来出世するかどうかは現段階では見えないので、血統から推し量るか、これまでの1~2戦でキラリ光るレースっぷりの馬がいれば、の話。ま、このレース結果を見て、桜花賞やオークスで狙える馬がいるかどうかの見極めか?
キャリア2戦前後の馬で予想するには、やはり戦績で光るものがあるかどうか(走破時計や上がりタイム)で判断するしかない。また、ステップは重要で、未勝利戦勝ちでもいいのだが、できれば相性のいいレースを使った組のほうが好成績だ。
1に赤松賞組(黒松も)、2に阪神JF組(惨敗OK)、3.4がなくて、5に違う距離組(二千など)である。それらのレースで光る所を見つけて、予想の順位付けとした。
●本命は◎レイユールで。赤松賞組では最先着で上がり2戦連続最速の切れる馬。新馬戦は同じ中山コースで、残り2ハロンは11秒台⇒10秒台の加速ラップで2着を3馬身引き離した。前走の赤松でも出遅れて鋭く差してきての2着。持ち時計上位の最有力馬が除外になった関係で、下手したら1番人気になるかもしれないが、好枠を引いたこともあって、ここは負けられないところ。
半姉はシンリョクカで、GⅠを2着、GⅢ優勝の活躍馬。姉よりも切れるこの馬は、もっと出世しても驚けない。不安点は馬体重で400㎏そこそこしかない。408⇒416と増加しているので、今回420㎏台で出てくれば、クラシックでも通用するのだが・・。「山椒は小粒でピリリ」もいいのだが、逆に今回馬体重減で出てきたら、買い控えしたほうがいいかな、と迷ってしまう。 |
|