ビッグウェイの穴馬専科=大橋さんの競馬予想
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宝塚記念で◎▲〇の大的中!!
2016年 6/26 阪神競馬場
宝塚でディープ産駒を買うなら牝馬を!!

重馬場〜やや重を前提に予想を組み立てた
・「貴方の、そして私の夢は、粘り強く最後まで頑張るマリア様です」




<予想&結果>⇒7/1記入

所感(先週の結果など) 
特になし


2016年宝塚記念を◎▲〇の大本線で的中しました!

単勝  2510円
馬連  2440円
馬単  8460円
3連複 2800円
3連単26250円


ここ数年、予想的中は多くありましたが、GTの大一番で、ここまで大本線の的中は無かったので、久しぶりにリンクを張って予想ページを残しました。配当はそれほど大きくありませんが、誰もが連下△程度にしか考えなかった8番人気の牝馬に敢然と◎を打ったことは自慢できます。また、馬の精神面や得意条件などが揃ったこともありましたが、展開予想もずばりで下手なプロの予想家の鼻を明かしたことも痛快でした。
・マリアが昨秋にエリザベス女王杯を勝った時も、前日から雨が降って当日はやや重までしか乾きませんでした。今回も全く同じ。阪神の荒れた馬場で、キタサンを追い掛けた先行馬はみんなバテて最下位争いをしたほどでしたが、マリアだけは大外を回って只1頭3角からずっと長くいい脚を使って、バリバリのGT複数勝利の牡馬たちを完封しました。確かに、切れる脚は無い。だが、スタミナと底力は半端ない。悪い馬場だから勝てたと揶揄されることもなく、堂々と上半期の日本一をもぎ取った一戦でした。

以下、レース前の予想をそのまま残しました。予想も堂々のズバリだったことを確認ください。(7/1記入)

<過去の成績>

  弥生賞 ○▲
 ◎ エアスピネル  3着
 ○ マカヒキ  1着
 ▲ リオンディーズ  2着
 ★ イマジンザット  
シャララ  
ケンホファヴァルト  
  スプリングS ★◎○
 ◎ マイネルハニー  2着
 ○ ロードクエスト  3着
 ▲ ドレッドノータス  
 ★ マウントロブソン  1着
 
 
  京成杯
 ◎ ユウチェンジ  6着
 ○ ウムブルフ  5着
 ▲ マイネルラフレシア  
 ★ ブランスシャルマン  
メートルダール  3着
プロフェット  1着
  シンザン記念 ★△
 ◎ ピースマインド  
 ○ ラルク  
 ▲ レインボーライン  
 ★ ロジクライ  1着
ジュエラー  2着
アストラエンブレム  
  京都金杯
 ◎ トーセンスターダム  
 ○ エキストラエンド  
 ▲ マーティンボロ  
 ★ メイショウマンボ  
ミッキーラブソング  
ウィンプリメーラ  1着

予想の解説 (6/24記入)
上半期最後のGT、宝塚記念。例年は複数のGT馬が揃うものの、12頭前後の少ない頭数で施行されるレース。梅雨の時期で、馬場が荒れる確率が高く、それも嫌われる理由の一つ。ただ、頭数が少ないわりに馬券的には荒れることが多い。今年は一転してフルゲート登録。昨日1頭が取り消して17頭となったが、春の活躍馬やGT馬がズラリ揃って、現古馬中距離勢が集結した豪華メンバーだ。馬場状態、展開予想など難解な部分もあり、予想の難易度は高いが、そのぶんワクワクと胸躍る。

 一つ不思議な現象が・・・。圧倒的な人気馬で、秋の凱旋門賞でも日本期待の馬ドゥラメンテが、ファン投票で何と6番人気の低迷。ここに出走するかどうか不明確だった影響があるとの声もあるが、過去には出走しないと公言していても人気投票が1番、2番人気だった馬は数多い。どうしてだろう? 夢やロマンの体現馬キタサンブラックが1番人気なのは仕方ないが、せめてそれに次ぐ人気投票の結果であってほしかった。デムーロに人気がないのか、マスコミに全く顔を出さない人見知り芸人・・・いや、調教師の堀さんが嫌われているのか、本当のところは不明だ。実際の単勝前売りで1番人気になれば、なにも心配はいらないのだが・・・。
 秋の凱旋門賞で日本を背負うからには、ここを勝ってほしい願望はある。だが、もう1頭ダービー馬のマカヒキも凱旋門賞挑戦を表明し、現地騎手に依頼しトライアルから使う予定なので、矢が複数になったからドゥラメンテ絶対ではなくなったけれども、ここで勝ち負けしなければ、凱旋門のガの字も言えないだろう。じゃあ、本命? その予定だったが、馬場状態が微妙に。天気予報が日々変わるので判らないが、当初は重馬場確実だったので、デムーロも唯一の不安をそこに挙げていたこともあり、馬場悪化を前提に別の馬を本命にした。ただ、今日の天気予報を見ると、土曜までは雨が降るが、日曜日は晴れに変わったので、もしも良馬場にまで回復したら、ドゥラメンテが突き抜けると思う(話違うけど、この馬の名前、PCのキーボードが打ち難くて困る)。

本命を決めるための傾向分析を。
・昔は、初重賞がこことか、初GTがここでとか、格の低いGTだった。その後、春天馬の天下になった時期もあったが、徐々にスピード優先のレースに変化して、ハギノカムイオーの逃げ切りとか、圧巻はサイレンススズカの逃走劇とか・・・。そしてこの10年は、ステイゴールド産駒の天下。ドリジャニを皮切りに、ナカヤマフェスタ、三冠馬オルフェーブル、ゴルードシップの連覇と、なんと4頭の産駒が優勝するという、ステイ産駒記念の様相に。今年はステイ産駒は不在。そうなると、キンカメ産駒か、毎年連対馬を出しているディープ産駒か。
・ステップは断然「鳴尾記念」組。前は「金鯱賞」だったが、時期が変更になって名前が変わっただけ。距離・コース・日程が同じの鳴尾で好走した馬が、毎年宝塚でも絡んでいる。
・逃げ・先行馬は、馬場が渋れば尚更有利。重の巧拙も重要だが、いずれにせよ後方から追い込むには不向きな馬場である。

本命はマリアライトとした。この3年間で、ディープ産駒は2着・3着(牝馬)、3着(牝馬)、2着・3着(両方牝馬)と、3年連続馬券になっている。毎年馬場が荒れて、中山と似たコースの阪神2200は条件的にディープ産駒には鬼門とされてきたが、実はしっかり健闘している。3年前のダノンは牡馬だが、番手で競馬をして展開利。他の4頭の牝馬はGT馬かGT:2着馬。産駒の牡馬GT馬の多くは、3歳のダービーで燃え尽きる馬が多かった。マイラーとかGUまでの馬は頑丈に年取っても頑張っている。一方の牝馬は、小柄ながら体も精神も頑強な馬が多く、古馬になっても中距離GTで勝ち負けしている。つまり、ディープ産駒は、牝馬のほうが最後まで諦めずに走り、故障も少ない傾向が強い。宝塚で産駒を買うなら、牝馬を買えと、データは言っている。

 このマリアライトという牝馬は、ディープ産駒にありがちな弱点を克服する能力を持ち合わせている珍しいタイプ。きっと母父のエルコンドルパサーが強いのだろう。現に、半兄はダートGT馬、半弟は神戸新聞を勝って菊花賞3着の成績。みんな父が違うが、道悪が大の得意で(またはダート馬)、先行力があって、諦めずに頑張る共通点はある。牝馬のマリアだけがディープのキレを少しだけ受け継いでいるので、芝コースのGT、GUで好走している。ただ、スタミナは一番豊富な馬で、春天に出しても勝ち負けしていたと信じる。現に前走の目黒記念2500で、勝ち馬より重い斤量で直線ぶつけられながら、一度馬群に沈むかと思われたが根性で巻き返し、クビ差2着したのには驚いた。重馬場は鬼の部類で、エリザベス女王杯は馬場が渋ったお蔭で勝ったのは間違いないが、良でも有馬4、日経賞3着と、GT級の牡馬と対等に勝負している。キタサンとも有馬で3着と4着でクビ差の関係。ドゥラメンテやディープ産駒の切れ者牡馬には良馬場では敵わなくても、やや重以上に馬場が悪くなれば、先行して後続を完封する能力を持っている。

 展開はキタサンの逃げ確実。重が巧いのかどうかは不明も、父ブラック産駒は重得意の馬が多い。飛びが大きいとの不安も、馬場が悪ければ利口な馬だからピッチ走法に替えるのでは? 天皇賞の様にうまくいかないと、今回は評価を下げる記者も多いが、しかし逃げるのは今季絶好調で世界を飛び回る武ユタカ。誰も鈴をつけに行かない。従って、武にいいようにペースを作られ直線を迎え、内の馬場が思いのほか荒れていても一介の逃げ馬ではないので、馬場の真ん中に馬を進路変更し、しっかりとした脚どりで逃げようとする。
 その外から3,4番手の先行策だったマリア様がキタサンに馬体を接して追い比べ。馬場が乾いたり、ドゥラメンテが想像以上に怪物級なら前の2頭を差し切って優勝するだろうし、ドゥラが馬場に苦しんで伸びあぐねたら、重得意の伏兵が差してくるだろう。
  安田記念
 ◎ リアルスティール  惨敗
 ○ ダノンシャーク  
 ▲ モーリス  2着
 ★ ロサギガンティア  
サトノアラジン  
イスラボニータ  
  ヴィクトリアM
 ◎ マジックタイム  6着
 ○ ショウナンパンドラ  3着
 ▲ ミッキークイーン  2着
 ★ ルージュバック  5着
ウィンプリメイラ  
スマートレイアー  4着
  大阪杯 ★◎△
 ◎ キタサンブラック  2着
 ○ タッチングスピーチ  
 ▲ ヌーヴォレコルト  
 ★ アンビシャス  1着
ラブリーデイ  
ショウナンパンドラ  3着
  高松宮記念 ◎▲★
 ◎ ビッグアーサー  1着
 ○ サトノルパン  
 ▲ ミッキーアイル  2着
 ★ アルビアーノ  3着
アクティブミノル  4着
ウキヨノカゼ  
  中山記念 △★
 ◎ ラストインパクト  6着
 ○ リアルスティール  3着
 ▲ イスラボニータ  
 ★ アンビシャス  2着
ドゥラメンテ  1着
ロゴタイプ  
  東京新聞杯 △★
 ◎ グランシルク  10着
 ○ ダノンプラチナ  4着
 ▲ ダイワリベラル  6着
 ★ エキストラエンド  2着
スマートレイアー  1着
ダッシングブレイズ  落
  AJCC
 ◎ サトノラーゼン  
 ○ ヤマニンボウラクテ  5着
 ▲ クランモンタナ  
 ★ ショウナンバッハ  3着
ディサイファ  1着
スーパームーン  2着


  宝塚記念 短評:6/24記入⇒◎▲〇
 ◎ マリアライト  1着:道悪歓迎、武マークで直線早め先頭。驚異の勝負根性で粘れ
 ○ キタサンブラック  3着:再度、春天同様の絶妙ペース&差返し。黒枠+北3番で万全
 ▲ ドゥラメンテ  2着:必勝使命のプレッシャあり。馬場回復すれば全部差し切る!?
 ★ タッチングスピーチ  陣営はずっと強気コメント。過去3年連続DP産駒は牝馬ばかり
ステファノス  5着:データ○の鳴尾組。叩いての本番は昨秋天2着と同ステップ
アンビシャス  ▲に能力接近も、重馬場や2200の初距離未知数。良なら
  エプソムC
 ◎ ヒストリカル  6着
 ○ リアルスティール  
 ▲ マイネルミラノ  3着
 ★ アルバートドック  
フルーキー  2着
ロジチャリス  4着
  ダービー △〇
 ◎ ディーマジェスティ  3着
 ○ サトノダイヤモンド  2着
 ▲ ヴァンキッシュラン  
 ★ レッドエルディスト  
マカヒキ  1着
エアスピネル  4着
  オークス ◎…
 ◎ シンハライト  1着
 ○ デンコウアンジュ  
 ▲ レッドアヴァンセ  
 ★ アドマイヤリード  
ゲッカコウ  
エンジェルフェイス  
  NHKマイルC ▲◎★
 ◎ ロードクエスト  2着
 ○ イモータル  
 ▲ メジャーエンブレム  1着
 ★ レインボーライン  3着
アーバンキッド  
シャドウアプローチ  
  マイラーズC
 ◎ アルバートドッグ  5着
 ○ フィエロ  4着
 ▲ サンライズメジャー  6着
 ★ レッドアリオン  
ダノンシャーク  2着
テイエムイナズマ  
  皐月賞 ★△▲
 ◎ ロードクエスト  8着
 ○ アドマイヤダイオウ  
 ▲ サトノダイヤモンド  3着
 ★ ディーマジェスティ  1着
エアスピネル  4着
マカヒキ  2着
  桜花賞 △◎
 ◎ シンハライト  2着
 ○ ラベンダーヴァレイ  5着
 ▲ メジャーエンブレム  4着
 ★ レッドアヴァンセ  
デンコウアンジュ  
ジュエラー  1着
  フィリーズR
 ◎ カトルラポール  
 ○ キャンディバローズ  3着
 ▲ ダイアナヘイロー  4着
 ★ アットザシーサイド  2着
ナリタバローズ  
メイショウスイズキ  
競馬雑誌「ギャロップ」第3回エッセー大賞
編集部奨励賞受賞作