スプリンターズS   
 ◎  ビービーガルダン  
 ○  グリーンバーディー  
 ▲  サンカルロ  3着
 ★  マルカフェニックス  
 △  ヘッドライナー  
 △  ワンカラット  5着

予想が的中したからではなく、歴史に残る天皇賞に関するページを残しておくためにリンクにしました。予想文章以外に、感想も追加記載しています。

11/5作成
  秋華賞   
 ◎  アグネスワルツ  9着
 ○  オウケンサクラ  
 ▲  アプリコットフィズ  3着
 ★  ワイルドラズベリー  4着
 △  アパパネ  1着
 △  ショウリュウムーン  

<過去の成績>


天皇賞・秋の様変わり
天皇賞で牝馬が勝つなんて、つい最近まで珍しいことだった。その昔の、距離が3,200Mだったときの大逃げプリティキャスト。そして10年余り前の名牝エアグルーヴの勝利は、歴史的云々と持て囃された。ところが、ここ5,6年で様相は一変した。6年前にダンスインザムード2着、アドマイヤグルーヴ3着して、翌年はヘヴンリーロマンスが優勝したあたりから、なんだか牝馬が当たり前になってきた。2年前の牝馬ワンツーは、これぞ歴史に残る名勝負で、去年だってウォッカの連覇を皆が期待したほど。BT系のウォッカは別にして、劇的に牝馬を牡馬並にしたのはSS。2年前のスカーレットもタキオン産駒。まさに、日本競馬界を変えたSSは、実は天皇賞まで激変させてしまったのだ。
・もう一つの変化は「マイラー馬の台頭」。以前から、この後のマイルCSとの連動はあったが、ここ数年はすさまじい。ダイワメジャーの秋天⇒マイルの連勝、去年のカンパニーも同様、またウォッカも実は安田記念を連覇した超A級マイイラーなのだ。安田を好走した馬や、この後のマイルCSで圏内を狙える馬は、ここでも軽視できなのだ。牝馬とマイル実績・・・、要するにスピードと切れを兼ね備えた馬が活躍する舞台になったということか。
・以上のことを考慮しながら、以下のポイントを加える。
1.台風の直撃で、当日乾いても「やや重」まで。進路次第では、不良馬場だってある。重馬場の巧拙は非常に大事。
2.穴馬のポイントは、「府中成績悪い」とか「距離実績ない」とかで、少し人気を下げたGT馬。また、重賞の複数勝ち馬なのに、ステップも好走しているのに、なぜか嫌われている実力馬。
3.血統は、どうしてもSS系中心。また、ローテは秋1戦が望ましいが、GT馬なら宝塚記念からのぶっつけはOK! 昔のタマモクロスから、強い馬なら問題ないローテ。
天皇賞  2010年10/31
2010年10月29日更新
秋の天皇賞が2千に短縮されて既に20年以上。当初は賛否両論あったが、すっかり定着したようだ。しかも、このお陰で時代の流れに合った能力判定競争となり、今となれば非常に価値の高い改革だったと言える。種牡馬の価値はマイルから2千Mぐらいのスピード能力が重要で、スタミナは母系から補える。いや、府中の2千を好時計で勝つためには、ある程度のスタミナも必要。良質種牡馬を発掘するレースなのに、近年は牝馬が大活躍することに矛盾というか、諸刃の剣を感じるが・・。まあ、そんなことよりも、マイラーもステイヤー系も、牡馬も牝馬も、3歳も古馬も、全てのカテゴリーから皆が参加でき、且つわくわくドキドキの緊張感溢れるレースを楽しめるのだから、競馬ファンとしても有難い事。今年はとりわけ、多種多様で面白いメンバーが揃った!

●以下、レースの感想です

  毎日王冠   
 ◎  シルポート  
 ○  アリゼオ  2着
 ▲  ペルーサ  5着
 ★  アドマイヤメジャー  
 △  ネヴァブション  3着
 △  エイシンアポロン  2着
  菊花賞 
 ◎  レーヴドリアン  4着
 ○  トウカイメロディ  6着
 ▲  ヒルノダムール  7着
 ★  コスモラピュタ  5着
 △  ローズキングダム  2着
 △  リリエンタール  

<予想>

大橋さんの競馬予想
ビッグウェイの穴馬専科=大橋さんの競馬予想
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先週の結果:(11/5記入)
誰もケチをつけようのない完璧な勝利。ブエナビスタの陣営も言っていたが、デビューから今までの中で最も強いレースだった。その舞台が天皇賞・秋なのだから、どうしようもない。体調も良かったのだろう。4歳の秋を迎えて、心身ともに充実期に入り、一層強くなったのだろう。そして見逃せないのが、騎手の技術・・というか、ヘッドワークの素晴らしさ。欧州でトップレベルの騎手が、如何に凄いかという事をまざまざと見せつけられた。
・宝塚記念の敗戦理由は、「先頭に立ったら気を抜く癖が出た時に出し抜けを食わされた。馬が視界に入れば全て抜くのに・・」と調教師。確かに差をつけて勝ったことはない。従って、今回のスミヨンがどんな騎乗をするか、それも興味津々だった。とことが、そんな癖などどこ吹く風。日本人騎手なら、「早めに抜け出してはいけない」ことばかり気にする。しかし世界の超一流ジョッキーには関係なし。もしかしたら、過去にそんな癖を持った馬をレースで矯正した経験があったのかも。いずれにせよ、結果を恐れない。ブエナには禁じ手と思い込んでいた、早めの仕掛け、早め先頭、1頭になってもソラを使わせず追いまくった。府中の2千天皇賞で、残り300Mから仕掛けて、残り200Mから馬を追って一気に引き離すなんて競馬・・・、初めて観たような気がする。日本人ジョッキーなら有り得ない。しかし、そのことが、ブエナビスタの生涯最高のパフォーマンスを導いたのだ。いや、今後もっと凄いレースを見られる可能性だってある。そういえば去年のジャパンCのウォッカも凄かった。鞍上はルメール。超一流なら、馬は騎手でこんなに変わるとの証明だった。
・スミヨン、そしてブエナさん、いいレースを魅せてくれてありがとう。次回のジャパンCも豪華メンバーになりそうで、楽しみだ。
*ただ、今思い出したが、去年のエリザベス女王杯で、リトルアマポーラが先行集団の壁になり、まんまと逃げ2頭の大穴を演出したのも騎手はスミヨンだった・・。

「頭固定のヒモ荒れ」で馬券作戦を組み立てる
・本命はブエナビスタ。穴党にとっては残念な予想。しかし、データや傾向からは、馬に消す材料がない。しかも、強烈な追込み馬好きの小生にとっては、思い入れもある。従って、競輪・競艇の表現ではないが、「頭固定」でいくものの、相手に穴馬を選択して少しだけ好配当を狙う。いずれにせよ、3連単でも点数を絞って太く。
・この20年ぐらいで、名牝は数多く出現した。しかし、「有馬」「天皇」「JC」「宝塚」「海外」などで名を馳せた牝馬は数頭。エアグルーヴ、ヒシアマゾン、ウォッカ、ダイワスカーレット・・・。断トツはウォッカ。JC、天皇賞、安田記念以外に、ダービーまで勝っているから、牡馬なら大種牡馬としてシンジケートが組まれていたはず。名牝というカテゴリーより、「名馬」だ。ただ、この馬にも弱点があった。重馬場と右回りが苦手。だから、府中でしか走っていない。関西馬なのに、4,5歳の2年間、府中とドバイしか走らなかった。ブエナビスタは、既に彼らの仲間に入っている。両グランプリで2着、格の高い海外GTで2着。先輩のお姉さん方と対等になるには、この秋天を勝つこと、JCか有馬のどちらかも勝つと、ウォッカ級になる。
・この馬、なにが凄いかというと「精神力」。気の強さは半端ではない。ウォッカが最強のアスリートなら、ブエナは最強のハートである。そして、我侭な気の強い女ではなく、どんな条件でも文句一つ言わず、常に真面目に全力を出し切ろうとする。右回りでも左回りでも、日本でも海外でも、騎手が下手でも上手でも、調教師が嫌なジジイであろうがなかろうが、距離がマイルでも二四でも、馬場が悪かろうが良かろうが、先行しようが馬群に包まれて後方になろうが、とにかくどんな条件でも、自分の視界に入った馬は全部抜き去るまで頑張る馬。こんな奴、自分の競馬人生で観た記憶が無い。寺山修司が生きていたら、この馬をどう表現したか、聞きたかった。
・当日は台風一過で晴れ間を期待したいが、そうもならないようだ。重馬場だろうが、馬は重得意のはず。なぜなら、ドバイのレースが実質「重馬場」。芝がはげはげの上に水を大量に散水したらしい。それでも鋭い脚で差してきた。鞍上はフランスの名手スミヨン。横典のようなワンパターン競馬ではなく、臨機応変な位置取りでスカッと差してくれるはず。相手関係は、重馬場得意なちょっと人気落としのGT連対馬たちを指名。基本はマイラータイプで、次のマイルCSで好走しそうな馬たちを中心としながら、1頭ステイヤーも織り交ぜて。
・馬券は◎頭固定で、3連単のフォーメーションを太く。2番手以下はみんな△でいいが、一応便宜上○▲を付けた。
*オウケンサクラはなぜ出走? 「王権」をサインとして同枠が来るのか? ヤマニンキングリーがキングの13番に入った。自身が来るのか、同枠馬へのサインか?


  天皇賞・秋   
 ◎  ブエナビスタ  1着:「気」で走る馬は道悪でも弱音を吐かない。今回は中段あたりから叩き合っての差し切りを
 ○ キャプテントゥーレ  去年の惨敗とマイラー・イメージでさほど人気出ず。重の鬼で皐月GT馬ならチャンス大!
 ▲  ジャガーメール  鉄砲苦にせず府中&重馬場得意なGT馬。鞍上が名手ホワイトなら、腕っぷしで持ってくる
 ★  スーパーホーネット  当初は眼中に無かったが、次のマイルCSを考えた場合、ここでの好走が鍵なので。重得意
 △  スマイルジャック  ダービー2着、安田3着、毎日4着なら、もっと人気になるべき馬。鞍上不安なのでこの印だが・・
 △  アーネストリー  3着   ペルーサ2着
競馬雑誌「ギャロップ」第3回エッセー大賞
編集部奨励賞受賞作