ビッグウェイの穴馬専科=大橋さんの競馬予想
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天皇賞・を○◎で的中
2013年 4/28 京都競馬場 5/3更新
馬連 3190円 馬単 6500円
3連単 111830円
・断トツ人気の金船を▲に評価ダウンさせ、距離不安説のトーセンを血統面と菊3着実績で本命にしたことが勝因でした。3連単は、◎○が来れば当たる確率UP! 1・2着固定のフォーメーションで3着に穴を何頭か流すので。
これで昨年から天皇賞を3回連続的中です!!


<予想>⇒以下、レース2日前に作成した予想と論拠です

  天皇賞・春 短評:4/26記入
 ◎ トーセンラー  2着:1枠⇒内ラチ沿いで死んだふり。力温存で3角下りから一気
 ○ フェノーメノ  1着:前で上り34秒台の上りなら金船に捕まらない。展開有利
 ▲ ゴールドシップ  調教が強く&動き過ぎて不安。直線○との叩き合いになるか?
 ★ ムスカテール  昨秋から注目してきた馬。トップガン×SSなら一発あるぞ!
フォゲッタブル  完全復調なら怖いマラソン馬。番手から一気に逃げられるか
 △ デスペラード  我関せずで金船無視なら、最後に切れて2、3着拾える

予想の解説 (4/26記入)
さあ、伝統の一戦、天皇賞・春。数年前から長距離を嫌い、超A級馬が回避するケースが目立ち、歴史と伝統のある淀の天皇賞の格式が落ちかかっていたが、今年は最高のメンバー。現役最強のステイヤーとbQ馬が揃って顔を揃え、まさに一騎撃ちムード。否が応でも盛り上がる。父は同じくステイゴールドで、昨年の有馬もワンツーしたように、古馬の古馬のチャンピオン・ホースを毎年輩出する大種牡馬になってしまった。このレースは第3のステイ産駒も出るので、現役時代からのステイファンなら、その3頭のボックス馬券を買っておけば、かなり楽しめるというか、安心して見ていられるかもしれない。
 ただ、不安がないわけでもない。ステイ産駒は春天が苦手。あのオルフェーブルは昨年惨敗し、今年は最初から出る気がなかった。血統的には問題ないのだが、一応その点も考慮しながら予想を始める。

まずは、以下の5つの観点で考察と絞り込み作業を行う。
1.血統分析
・菊花賞のDDのように、絶対的な血統は無い。大きくはSS系とBT系が強いぐらい・・・。だた、一つだけ密かに私だけが決めているものがある。それはノーザンダンサー(以下ND)の血が大切で、3代前と4代前にNDの血があると3×4の配合で、ND18.9…%の奇跡の近親配合となり、過去の連対馬の多くはこれだった。最近ではメイショウサムソンだが、去年2着したトーセンジョーダンもこれ。実績は2千前後の中距離がいいとされたが、蓋を開ければ激走した。
 今年は不在。4×5は多いが。但し、トーセンラーの母親が3×4.この血が菊花賞でも3着に好走させたか?
2.菊花賞好走経験
・8割がたあてはまる絶対条件。金船1着、トーセン3着、フォゲッタブルが2着。他は出走してなかった・・・と思う。
3.京都の高速馬場と金船の捲り戦法
・去年も超高速馬場だったことが、番手から一気にスパートしたビートブラックの脚が止まらなかった一因。勿論ビートが菊3着馬で、コース得意+ステイヤーの資質を持っていたことが激走の理由だが。今年も、ある程度いい位置にいる馬が止まらないパターンは十分考えられる。ゴールシップ金船の前走は最後の1ハロン13.0秒の遅さ。菊も有馬も前走も大捲りが定番になって、例え上りが遅くてもスタミナ競馬に持ち込んでしまえば絶対に負けないのが金船の戦法だが・・・。春の高速京都では、まだこの戦法が通用するかどうかは不明。
4.CMや諸々情報
・ディープの春天を怪物としてCM放映しているが、もしかしたらディープ産駒が勝つという暗示? 直前にエアグルーヴが急死したとの報道。弔い合戦なら息子のフォゲッタブルか、騎乗してた武か?
5、超シビアな客観馬券は?
・色々な観点を検討しても、冷静にシビアな力関係でいうと、ステイ産駒2強の牙城は高いような気がする。これに割って入るか、3着に来る馬を考えたほうが当たる確率は高いだろう・・

本命はトーセンとした。フェノーメノが勝つような予感がするが、それに本命を打ったのでは穴馬券師の名がすたる。菊花賞3着の実績で、母父が短距離系とか言われているが、前述の血統分析にあるように、母自身がND3×4の近親配合。且つ、母親の母父が重厚なサドラーズウェルズなので、距離がもつだろう中距離馬と判断していい。そこにNDスタミナの血がブレンドされていると。高速馬場なら、父ディープの底力が補うと信じて本命に。
 前走はビックリした。430K台の馬が460Kで出走。約半年ぶりの出走は多くのディープ産駒がフレッシュな休み明けのほうがいいようで、この馬もキッチリ仕上がって尚且つ弱点の馬体の細さ・小ささが解消されて出てきた。そして大得意なコース・・というより唯一の勝ち星を挙げているコース⇒京都の外回りで、まさに水を得た魚のようにスイスイ馬場を泳いでいき、ゴール前は抑えて完勝した。昨年の4歳時は夏のローカルを転戦して2着ばかり。誰が乗っても勝ちきれないひ弱なイメージ。ただ、冷静に考えれば、苦手な小回りばかりだった。また切れる馬に見えて勝ちきれないのは、実は「ジリ脚」と言える。ジリ脚の馬は得てして距離が伸びて良さを出す馬が多い。
 まあ、とにかく気性は超素直。ディープ産駒には珍しく、この馬が引っ掛かったところを見たことがない。血がどんなに長距離系のスタミナ資質を持っていても、スローになって引っ掛かる馬は絶対に春天では来ない。鞍上の意のままに動ける馬、これがステイヤーの重要な要素なのだ。

展開はこうだ。逃げ馬は超スローに落としたいのだが、馬場が高速過ぎて知らぬ間にミドルペース。フェノーメノは前目の位置で、ゴールドは例によって最後方。向こう上面からゴールドが一気に仕掛けていき、どうしても中段で満を持している馬たちも自然と金船に釣られて仕掛けてしまう。3角から仕掛けた馬はみんな金船の餌食だが唯一フェノーメノは前で頑張っており、金船がなかなか抜けない。そんな直線だろう。武トーセンはどうする? 釣られて一緒に行ったら負け。我関せずと仕掛を遅らせたほうが、良い結果がついて来るのでは? どんなに強くても、強引なレースをしたら最後の1ハロンはバテる。2頭の凌ぎ合いを内から一気に抜き去るのが、トーセンの作戦と見た。

<過去の成績>

  皐月賞
 ◎ カミノタサハラ  4着
 ○ フェイムゲーム  
 ▲ エピファネイア  2着
 ★ インパラドール  
マズルファイヤー  
 △ コディーノ  3着
  フローラS
 ◎ ロジプリンセス  
 ○ エバーブロッム  2着
 ▲ テンシンランマン  4着
 ★ デニムアンドルビー  1着
セキショウ  
 △ イリュミナンス  
   
   
  中山牝馬S
 ◎ スマートシルエット  2着
 ○ アラフネ  
 ▲ サンシャイン  
 ★ クイーンリビエラ  
オールザットジャズ  3着
 △ アカンサス  
  弥生賞
 ◎ キズナ  5着
 ○ エピファネイア  4着
 ▲ カミノタサハラ  1着
 ★ バッドボーイ  
コディーノ  3着
 △ ヘミングウェイ  6着
  阪急杯
 ◎ サンカルロ  4着
 ○ ロードカナロア  1着
 ▲ ブライトライン  
 ★ ミトラ  
レオアクティヴ  
 △ オセアニアボス  
  ジャパンC ◎▲
 ◎ ジェンティルドンナ  1着
 ○ ダークシャドウ  4着
 ▲ オルフェーブル  2着
 ★ ビートブラック  
エイシンフラッシュ  
 △ フェノーメノ  5着
  JCダート
 ◎ ニホンピロアワーズ  1着
 ○ ローマンレジェンド  
 ▲ イジゲン  
 ★ シビルウォー  
エスポワールシチー  
 △ ハタノヴァンクール  

※フォトギャラリーに秋冬物の「野菜栽培ギャラリー」を更新しました。
巨大な大根は必見です。⇒
冬物で一部更新しました4/25

  桜花賞
 ◎ ウィンプリメーラ  
 ○ クロフネサプライズ  4着
 ▲ コレクターアイテム  
 ★ トーセンソレイユ  
アユサン  1着
 △ レッドオーヴェル  2着
  ダービー卿CT
 ◎ ムクドク  
 ○ ネオヴァンドーム  
 ▲ トウケイヘイロー  1着
 ★ ホーカーテンペスト  
ドナウブルー  
 △ ダイワマッジョーレ  2着
  高松宮記念 ○▲
 ◎ サンカルロ  9着
 ○ ロードカナロア  1着
 ▲ ドリームバレンチノ  2着
 ★ マジンプロスパー  
ハクサンムーン  3着
 △ アイラブリリ  
  スプリングS
 ◎ マイネルストラーノ  
 ○ ヘンデルテノール  
 ▲ マンボネフュー  
 ★ アドマイヤオウジャ  
アクションスター  
 △ ロゴタイプ  1着
  京都記念 ★◎
 ◎ ベールドインパクト  2着
 ○ ジャスタウェイ  
 ▲ サクラアルディート  
 ★ トーセンラー  1着
ビートブラック  4着
 △ カポーティスター  
  きさらぎ賞
 ◎ ラストインパクト  
 ○ リグヴェーダ  
 ▲ インパラトール  
 ★ アドマイヤドバイ  3着
マズルファイヤー  
 △ バッドボーイ  
  根岸S
 ◎ ダノンカモン
 ○ ストローハット
 ▲ ガンジス  2着
 ★ ケイアイテンジン  
トウショウカズン  
 △ エーシンウェズン  
  京成杯
 ◎ マイネルストラーノ  8着
 ○ マイネルマエストロ  5着
 ▲ フラムドグロワール  
 △ ワンダーロード  
ホワイトフリート  
 ★ フェイムゲーム  1着
  京都金杯
 ◎ サウンドオブハート  4着
 ○ ダノンシャーク  1着
 ▲ ダローネガ  
 ★ トーセンレーヴ  7着
ライブコンサート
 △ ショウリュウムーン  6着
  天皇賞・秋 ◎▲○!
 ◎ エイシンフラッシュ  1着
 ○ ルーラーシップ  3着
 ▲ フェノーメノ  2着
 ★ トランスワープ  
シルポート  
 △ ダークシャドウ  4着


競馬雑誌「ギャロップ」第3回エッセー大賞
編集部奨励賞受賞作